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ドイツ版テラスハウス?現地学生に人気のシェアハウス事情

2021.02.02

ドイツ版テラスハウス?現地学生に人気のシェアハウス事情

こんにちは!今週のインターンスタッフブログは、ドイツの住居探しについて解説します。

入学や就職、転職、転勤などで、新しい生活をスタートさせる際、恐らく一番手間がかかり苦労するのが家探しだと思います。ドイツの家探しも同様ですが、さらに日本とのシステムの違いや、それに加えて慣れないドイツ語というダブルパンチで、誰もがドイツに来て一番苦労する点だと思います。特にベルリンやミュンヘン、フランクフルトなどの大都市では、ドイツ人でさえも苦労し、運やツテがあるかどうかで決まると言われています。

●WGとは?

恐らくこのブログを見て頂いてる方はこれからドイツに来たいと思っている学生の方が多いと思うので、学生が多く住んでいるシェアハウス(ドイツではWohngemeinschaftを略してWGと呼ばれる)、一人暮らしアパートメントについて書いていきます。一時期、日本で「テラスハウス」というテレビ番組が流行り、シェアハウスに華やかなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、ドイツやヨーロッパでは学生が少しでも生活費を抑えたいから仕方なく住む場所という認識でいて、番組のような“ドラマ“感は特にありません。

右手にキッチン、左手に2部屋、奥にもう1部屋とバスルームという間取り

●WGの利点

まず、WGでは集合住宅や一軒家に2~4人(多い所では10人というWGも!)ほどが住み、キッチン・バスルーム・トイレは共同で、各個人に一部屋プライべート空間があります。家具付きのWGではあらかじめ、個人部屋にベッド、机、クローゼットなどの必要最低限の家具や、キッチンには電化製品、食器類が揃っていて、そのまま自分の荷物だけで、引っ越しし、生活をスタートさせることができます!もちろん、家具がついていない物件もあり、その場合は少し家賃が安くなっています。よほどのこだわりがない場合、またその場所に長期滞在する予定がないに場合は、買いそろえる手間、費用が削減できるので、家具付き物件がおすすめです。

家具付きの部屋

基本的にドイツでは、物件によって違いますがだいたい家賃2ヵ月分の敷金があり(礼金なし)、それに加えてテレビ・ラジオ料金(2000円ほど)を支払う義務があります。(これは家にテレビ・ラジオがあるなしに関わらず、日本のNHK受信料のようなもの。)部屋の大きさによって家賃は違ってきますが、諸々の費用を同居人と折半でき、安く済むこともWGの利点です。

また、ドイツ語を話す同居人と生活することで、ドイツ語の上達にもなりますし、友達の輪を広げるきっかけにもなります。私も実際、同居人にドイツ語や生活する上でわからないことを教えてもらったり、また一緒に料理をしたり、買い物に行ったりと、プライベートでも仲良く生活しています。

●WGの弱点

それでもやはり、デメリットはつきもので、やはり他人と住むため、気を使わないといけない場面も少なからずあります。もちろん、入居する前に、面談のような形でお互いの事を知る機会もありますが、やはり生活し始めて分かることもあり、同居人が掃除をしない、音楽がうるさいなどトラブルも聞いたことが多々あります。ですので、あらかじめ掃除当番やルールを決めているWGもあります。

共同のキッチン(食料を除きほぼ全て共有)

それに比べると、一人暮らしはそのような心配がありませんが、何と言っても家賃が高いこと、なかなかいい物件が見つからないことが問題です。

ドイツの大学生の場合、学校の寮(一人用アパートかもしくは最高でも2人のWG)がありますが、順番待ちで半年以上待っても入れないことがどの大学でも起こっているそうで、あまり期待は出来ません。

●おすすめのWG探し

その為、まずはドイツに来ることが決まれば、もしくは決まる前に、いくつかのサイトを使って地道にあきらめずに家を探していく必要があります。

多くの人が使っているサイトが下記のもので、条件が決まっていればフィルターをかけて絞ることが出来ます。

WG-Gesucht.de (wg-gesucht.de)

eBay Kleinanzeigen (ebay-kleinanzeigen.de)

ImmoScout24 (immobilienscout24.de)

その他、フェイスブックページで「Wohnungssuche in 〇〇(都市名)」と調べるとそれぞれの都市の家主と借り手が自由に投稿、コメントできるグループページがあり、そこでも情報を見つけることができます。

●アドバイス

どのサイトでもそうですが、物件を探すだけでなく、自分のプロフィールを作り、「このよう家を探しています」と自らアピールするのもいい方法で、表に出ていなかった家主から連絡が来る場合もあります。ただし気をつけなければいけないのが、外国人というのを利用してだまそうとしたり、違法な契約を組まそうとしたりする人もいます。

その為、ドイツ人に一度契約内容を確認してもらったり、当たり前ですが、何を言われても実際に家を見るまではお金を払ったり、サインをしないことが大切です。

またやはり日本から連絡を取っていると、実際にドイツに来てから連絡をしてと、あまり相手にしてくれないことが多々あります。ですので、現地に来て家が決まるまでの滞在先、費用を確保しておく必要があります。

学生の場合、留学やインターンシップなどで、数カ月家を空ける場合があり、その間部屋を貸出しているケースもあります。最初は多少妥協をして一旦そこに入居し、その土地に慣れてきてから自分に合ったアパートを見つけるというのも、一つの手段ではあります。

日本では一人暮らしアパートメントが主流であるため、今回のブログで少しでもドイツのシェアハウスに対してイメージが持て、実際にドイツに来ることになった際に、この情報が役に立てれば幸いです!!

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