2024.06.14
【海外インターン】バサラマインツでの広報インターンを終えて【ワーキングホリデー】
こんにちは!広報スタッフの岡田莉乃です。
今月をもって、およそ1年間のインターンが終了となります。
そこで今回は最後らしく、バサラマインツ(とドイツ)で学んだこと・感じたことを振り返っていこうと思います。
目次
生活に息づくサッカー
ドイツと言えばサッカーとビール。必ず筆頭に挙げられるものですが、実際に生活してその根付き具合を実感しました。
サッカー観戦が”特別なイベント”ではないため、多くの観客がゴール裏の自由席でビールを飲みながら応援歌をフル歌唱していたり、バサラが所属する6部の試合でも200人程の観客が集うこともありました(ピッチの周りが観客で埋まるくらい)。
またWG(シェアハウス)の同居人が所属するMainz05女子の試合でも太鼓を持った応援団がいたりと、男子チームと比べても遜色ない熱気を感じました。
このように多くの人がサッカーに熱狂するのはドイツと日本の人々の余暇の過ごし方の違いによるところも大きいと思います。
ドイツはとにかく時間の流れがゆっくりだと感じます。川や公園で2.3時間昼寝をしたり読書をしたり、何もしないことを楽しむことができる環境があるのです。
また街の至る所にMainz05のステッカーが貼られていたり、試合の日には中央駅にユニフォームを着た人が溢れかえったりと、いつもサッカーが身近に感じられます。
たくさんのハプニング
最終節が延期になったことは今後も忘れないと思います。
シーズン最終戦第30節は、5月26日ホームでの試合を予定していました。ウォーミングアップも終わり、ロッカーから選手たちが出陣、、、のタイミングで試合開始が10分延期に。グラウンドのコンディション不良で、結局その日は中止となり、火曜日に再試合することとなりました。
相手は優勝が決まっているチーム、バサラもプレーオフへの切符をかけた大事な一戦であったにも関わらず、これまで指摘されなかったところでの中止。フランクフルトに住む日本人の方やたくさんの観客が来場していたので、観てもらえなかったのはとても残念でした。
これまでの試合でもグラウンドの停電から復旧できずに延期となったり、本当に様々なハプニングがありました。
この1年間でたくさんの予期せぬハプニングに直面する中で、とにかく待つ・あくせくしないで次のアクションを探る、などその場に応じた考えと対応ができるようになったと感じています。
今後のスポーツへの関わり方
私は大学でスポーツビジネスについて学んできましたが、バサラマインツでのインターンを通じて、やはり現場に出てみなければ実際のところは分からないと痛感しました。前述したハプニングしかり、前もって準備していても思うようにはいかないことも多々ありました。
それと同時にこれまでの自分は恵まれた環境にいたのだなと感じています。会社という組織の中で一定の素地がある上での企画・運営だったということを、身にしみて理解できたというのは自分の中で大きな収穫であり、成長に繋がると信じています。
そしてやはり自分はスポーツが好きなんだということも再確認できました。国籍も年齢も異なる選手スタッフみんなで勝利を目指して一喜一憂する、とても楽しく充実した1年間でした。
振り返ってみると、バサラでの広報活動ももっと色々なことができたのではないかというのが率直な思いです。言語や性別のギャップを理由にやりきれなかった部分もあるので、この想いを忘れずに次のステップに進みたいと思います。
また、インターン終了後もドイツに残る予定なのでバサラマインツとの関わりを持たせていただき、微力ながらも力になれたらと思っています。
最後になりますが、今回のインターンを受け入れてくださった山下会長、多方面からサポートしてくださった奥田さん、試合準備やSNS関連に快く協力してくれた選手の皆さん、本当にありがとうございました。