
2025.08.16
ドイツ挑戦1ヶ月。現場で“できること”を積み重ねる毎日。
こんにちは!
日本リハビリテーション専門学校 理学療法学科卒、理学療法士の関口鷹哉です。

2025年7月から、ドイツ・マインツのサッカークラブ「バサラマインツ」でメディカルイ
ンターンとして活動しています。この記事では、ドイツ語B2合格を目指しながら、現場で
感じたこと・できるようになったこと・できなかったことをリアルに振り返ります。
目次
海外挑戦のきっかけと準備期間
この挑戦は、日本での仕事を経験した後、スポーツ現場での成長を目指して決めたステッ
プです。インターンのきっかけは、日本でお世話になった清水遼さんからの紹介でした。
出発前は独学でドイツ語を勉強していたものの、現地に来てからは語彙の少なさとリスニ
ングの難しさに打ちのめされる日々。「質問はできても返事が聞き取れない」この状態
が、最初の壁でした。

現場での役割:インターンとして“今できること”
現場では、次のようなサポートをしています:
・練習前の準備(用具・水・環境整備)
・リハビリ中の選手のサポート(エクササイズ補助・見守り)
・練習中の補助(ボール拾い、水分補給など)
練習後の片付け、ロッカールーム清掃、施錠など
まだ専門的な処置よりはサポート業務が中心です。
でも、その中でも「選手と関わる時間」「観察する力」「語学を実地で使う機会」があり、
インターンとして確実に成長できる場です。
平日のルーティン:語学学校と現場の往復
・午前:語学学校(9:30~12:45)でB2レベルを目指した授業
・午後:クラブへ移動、練習準備・サポート(主に夕方から)
・移動・空き時間:語彙やフレーズを復習、予習など
語学学校で学んだことを、その日の現場ですぐ使うことで、記憶への定着がぐっと良くな
るのを実感しています。
小さな語学の成功体験
ある日の練習中、リハビリをしていた選手に「痛みはある?」と聞いたら、
返ってきた答えにすぐ反応できた瞬間がありました。
„Ein bisschen, aber nur bei der letzten Bewegung.“
(少しだけ。でも最後の動きのときだけ。)
以前の自分なら聞き取れなかったこの文を、文脈込みで理解できた。
こういう瞬間が、「やってて良かった」と思える時間です。

イベントや交流での“語学以外”の学び
最近は、チームキャンプや歓迎会、ピザパーティーなどもありました。
ドイツ語はまだ完璧じゃないけど、一緒に時間を過ごす中で築ける関係性もあります。
選手とのちょっとした挨拶や冗談のやり取りが、語学力以上の“安心感”につながっている
気がします。
やれていないこと・課題もはっきりしてきた
この1ヶ月で感じたのは:
専門用語がまだ即座に出てこない
長い指示や説明は聞き取れないことが多い
言葉に詰まり、「気まずい空気」になる場面もある。
でも、こうした課題は今後の改善ポイントとして受け止め、「話せないから黙るのではなく、話せるように準備しておく」という意識で取り組んでいます。
今後の目標:B2合格と“任せられる存在”になること
語学:B2試験合格、リハビリ説明が一通りできるようになる
現場:任された仕事を正確にこなせるようになる
コミュニケーション:選手やスタッフと自然に会話できる関係を築く
まだまだインターンとしての自分には「できないこと」も多いですが、
“今の自分にできること”を丁寧にこなしていくことが、信頼につながると信じています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回は、語学学習の工夫や試験対策の進捗についてもシェアする予定です。
「話せない」から始めた自分が、どう変わっていくのか。温かく見守っていただけたら嬉しいです。
