BASARA MAINZ

【フロントインターン】サッカーカメラマンの夢を追う男のカメラマンブログ

2025.06.03

【フロントインターン】サッカーカメラマンの夢を追う男のカメラマンブログ

ドイツで感じた「日本文化」の人気とその魅力

5月27日~ 6月1日にフランクフルトで開催された日本映画祭「ニッポン・コネクション」に、バサラマインツとして3日間ブース出展をしました。
このイベントは日本映画だけでなく、日本の音楽、アート、食文化、伝統文化など、日本を体験できる場で、想像以上に多くの人が来場していました。

僕たちのブースには、「FC BASARA Mainz」というクラブの成り立ちに興味を持って足を止めてくれる人がたくさんいました。「日本人がドイツでサッカークラブを作ったの?」「どうしてドイツで?」と驚きながら話を聞いてくれて、日本語を少し話せる人や、日本語を学んでいる学生も多くて、自然と日本語で会話が生まれることもありました。

イベントでのお餅つきの様子

ブースの様子

さらにチームのホーム最終戦でも「日本祭り」をテーマにしたイベントを開催し、盆踊り、けん玉、輪投げ、おみくじなど、日本のお祭りを再現した空間に、多くの方が集まりました。特に盆踊りの時間には、ドイツ人の方々が輪の中に入り、見よう見まねで一緒に踊ってくれたのが印象的で、胸が熱くなりました。

ここまで「日本」に対してポジティブな興味と尊敬を持ってくれている人が多いことに驚きました。そして同時に、「自分が持っている文化を、もっと誇りを持って伝えていいんだ」とも気づかされました。

盆踊りをする岡崎監督

一人の選手がチームに与える影響力の大きさ

6月1日。今シーズン最後の公式戦が行われました。この試合は、バサラ・マインツのキャプテン、奥田祐也選手の引退試合でもありました。

試合当日、会場には彼の引退を見届けようと、多くのファンが駆けつけていました。ピッチ外からもその存在の大きさを感じました。

奥田選手は、8年間このクラブでプレーし続け、数々の苦楽をチームと共に乗り越えてきた選手。その背中を見て育った若手も多く、試合後には後輩選手たちが次々と抱きつき、感謝の言葉をかける場面もありました。

この日、奥田選手がグラウンドを後にする後ろ姿を見ながら、「人は生き方や態度で、周囲に影響を与え続けられる」ということを知った気がしました。

僕はまだこのクラブに来て日が浅いけれど、「この人のように応援される存在になるには、どれだけの努力と覚悟が必要なんだろう」と考えるきっかけにもなりました。
いつか自分も、誰かの心に残るような働きができるように、毎日の積み重ねを大切にしていきたいです。

胴上げの瞬間の一枚

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