BASARA MAINZ

短期留学プログラム体験記

2024.12.21

短期留学プログラム体験記

2024年11月17日からの2週間、FCバサラマインツ短期留学プログラムに参加してくれた菊地選手と平田選手に、今回参加を決めた経緯や参加した感想などを書いてもらいました!ぜひご覧ください!!

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<短期留学生情報>

菊地 寛人(きくち ひろと)選手

年齢:22歳
生年月日:2002/12/13
学校:四日市大学
ポジション:右サイド全般

平田 柊十(ひらた しゅうと)選手

年齢:20歳
生年月日:2004年1月2日
学校:四日市大学
ポジション:MF

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画像左:菊地選手、画像右:平田選手

参加しようと思ったきっかけ

菊地選手

自分自身サッカーが大好きということと、最近日本代表が強くなっていく中で、選出される選手は海外でプレーしている選手ばかりだなと思い、海外の高いレベルで挑戦したいと思っていました。そして様々な方と相談しているうちに、このプログラムに参加するきっかけをもらったので参加しようと思いました。

平田選手

現在所属している大学のサッカー部の先輩方が、大学卒業後や退学をしてドイツに渡り、サッカーでプロを目指すべく挑戦していたたことを知り、それをきっかけに自分も海外でサッカーをやることへの興味や挑戦してみたいというに気持ちになりました。また、一緒に来た菊地さんのつながりでこのような機会を受けられることができ、中々ない機会を無駄にしたくないという考えから今回の短期留学に参加しました。

二週間チームに合流してみて感じたこと

菊地選手

ドイツの選手は試合では本気出すが、練習ではそこそこ手を抜いていると聞きました。その中で攻守の切り替えなどは、やはり日本人の方が早く、切り替えて欲しい時などのコミュニケーションが大事だなと感じました。身体能力の部分ではあまり接触する場面はありませんでしたが、体は大きいなと思いました。
私生活での刺激的なことは、色んな人が色んな言葉を喋れるのがとてもすごく、みんな優しくいい文化だと感じました。

平田選手

外国人選手の特徴として渡航する前からわかっていたことですが、日本とは身長の高さや身体の厚みが全然違い、体格的に迫力があると肌で感じることができたことで自分も、もっと戦える身体づくりが必要だとより感じます。バサラマインツには日本人選手が多く所属していて、外国人の選手と積極的にコミュニケーションをたくさんとっていたり練習前のプレウォーミングアップなど海外でサッカーをしていく上で必要なことを当たり前のようにおこなっていてとても刺激を受けました。また、互いに要求し合い喧嘩しているようなシーンもありましたが、練習が終われば何もなかったかような感じで接していて、僕が所属しているサッカー部ではあまり見られない光景で互いを信頼し合っているのだと感じました。

トレーニング中の菊地選手

日本とドイツのサッカーの違い

菊地選手

日本では焦らず落ち着かすプレーが多くあり、前に行こうという時に行けないことが多くありましたが、ドイツは前に行くことが多く、落ち着かせたい時にも前に攻めるといった感じだと思いました。自己の主張が激しい人が多いのでとても、面白くわかりやすいと思いました。

平田選手

守備強度や考え方、プレーにスピード感があり、絶え間なく進み続けているところが違うと感じました。守備強度ではガチャガチャしている感じというか身体と身体のぶつかり合いで激しさだったり球際で強さが日本と比較して大きな違いだと感じています。それは守備の考え方の違いで生まれていると思いました。

練習後に、チームキャプテンの奥田さんから、ドイツではボール奪えないと守備と思われないと教えていただきました。ただプレスするだけでは意味がなく、良いプレスからボールを奪い、攻撃に繋げるまでが必要だと改めて気づかされました。日本ではドイツよりもボールを落ち着かせる時間や局面が多いですが、ドイツではより縦に速く、勢いがあるなと練習や試合観戦で感じました。また、練習での出力の違いです。日本では、練習から90%、試合でも90%みたいな出力の割合だと思うのですが、ドイツでは、練習は70%、試合は120%と試合に100%以上の出力を出すような感じ多いとバサラマインツに所属する日本人選手や指導者の方にお聞きしました。


僕は練習から本気でやらないと試合でそれ以上のものは出ないと教わってきていて、それが覆されたので驚きました。ただどちらかが間違えている合っているとかではなく、試合で結果を示すことが求められるので示すために必要な方法を見つけていくことか重要だと考えます。

トレーニング中の平田選手

トレーニング以外で印象的なこと楽しかったこと

菊地選手

私自身海外が初めてなので、ハイタッチの挨拶の文化や、クリスマスマーケットなどとても綺麗な街で、電線などなかったり、レンガで作られていたりとても美しい景色だと思いました。

平田選手

印象的なことでは、日曜日は基本的にお店などは営業していない、電車やバスが決まった時間内に来ない、電車に改札がない、お店によってお水の値段が違う、レストランのサービスで水が出てこなず、水にもジュース並みの支払いをしないといけない、スーパーのレジの店員が座りながらおこなっている、ストライキで電車やバスが動かなくなる、トイレにお金を支払う、ペットボトルや瓶、缶をリサイクルすればお金に返還される、基本的にシャワーのみの文化、主食がパンやジャガイモ、サッカースタジアムで喫煙していたりなど、日本では当たり前におこなわれていること、規制がされていることや文化、食事の違いなどが二週間の生活で日本との違いを感じました。

また、日本のサービスの便利さの凄さを痛感しましたが、日本も取り入れたら良いのにと思わされる部分もありました。また、マインツの公開練習、ドイツ2部、5部、9部とそれぞれのリーグレベルを見れたことはとても印象的でした。リーグレベルによってスピード感や身体能力、インテンシティ、技術の質であったりとどれくらいのレベル感でおこなわれているかを実際に目で見れたことは今後サッカーを続けていく中で常に指標を持つことができ、競技力向上につながると思います。

楽しかったことでは、建物の形式が違うことで普段見慣れない家や建造物をみて、テーマパークみたいで街並みを見ているだけでとてもおもしろかったです。また、フランクフルトのクリスマスマーケットに行きました。日本では愛知県名古屋市にある栄区のクリスマスマーケットは行ったことはあるのですが、規模が全然違ったり、お店の飾り付けがより映えていて、レーマー広場と相まってとても景色が綺麗で感動的でした。

ブンデスリーガ所属、マインツ05の公開練習での一枚

短期留学を経て、学んだこと

菊地選手

暮らし方や、街の雰囲気、挨拶の文化やサッカーに対しての考え方など、日本とは大きく違う部分がたくさんあり、いろいろな価値観があるのだなと学ぶことができました。さらに凝り固まった価値観を少し崩せたのが自分にとって、とてもよい学びになりました。

平田選手

日本との文化の違いを知り、それを理解した上で行動することの大切さを学びました。異なる価値観や習慣を受け入れることで、他者との良好な関係を築く方法を深く考える機会となりました。また、ドイツ語や英語が完璧に話せなくても、ジェスチャーや単語を用いてコミュニケーションを試みることで、意外にも意思疎通が可能であると気づきました。この体験を通じて、相手ともっと効果的にコミュニケーションを取るために、自分の言語力をさらに向上させたいという意欲が、留学前よりも強く芽生えました。自分のスキルや視野を広げる貴重な経験を得ることができました。

ドイツ5部リーグ SV Gonsenheim vs SV Morlauternを観戦

バサラの短期留学はどんな人におすすめか

菊地選手

バサラマインツは、日本の価値観を残しつつドイツの価値観を少しずつ学ぶことができるので、いきなり外国人ばかりのチームに飛び込むのではなく、徐々にドイツに慣れていきたい人におすすめだと思いました。理由は日本人が多く、メリットとして徐々にドイツ文化に触れながらスタートできると思うからです。

平田選手

ドイツの地で一緒の志を持った人々と切磋琢磨し、プロを目指していきたい人やサッカー大国の文化や異なる価値観、習慣を自分の目で肌で感じたい人におすすめだと考えます!

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この短期留学の2週間が、2人の中で長期的に海外でサッカーをするという選択肢を持つきっかけとなればと願っています。

https://basara-mainz.com/blog/4774/
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