BASARA MAINZ

元高校教師がドイツでコーチ留学!

2024.07.19

元高校教師がドイツでコーチ留学!

はじめまして!

2024・25シーズンのFCバサラマインツでコーチを務めます高橋怜央です。

このブログでは、元高校サッカーの指導者から観るドイツでのサッカー現場の情報や環境、ドイツでの生活に関することなどを発信していきたいと思います。

1.自己紹介

あらためまして高橋怜央(タカハシ レオ)と申します。

今年で30歳になります。好きな食べ物はカレーライスで、好きなサッカー選手は元イタリア代表ロベルト・バッジョです!

私は北海道の清水町という人口よりも牛が多い田舎町の出身です。4歳頃から地元の清水サッカー少年団でサッカーをはじめ、いつもボールで遊んで、サッカーのビデオを文字通り擦り切れるほど観るサッカーバカでした。

中学生の時は、帯北アンビシャス(現・帯北F C U−15)に入団し、高校はその下部組織の親元にあたる帯広北高校に進学しました。

大学では東海大学(札幌キャンパス)に進学し、主将を務め、全国大会や北海道東北選抜としてデンソーチャレンジカップに出場するなど、充実した時間を過ごしました。しかし、J3以上のオファーがなかったため、選手としては区切りをつけて、指導者の道に進むことを決意しました。

大学卒業後は、母校である帯広北高校の教師として、7年間サッカー部の顧問及び下部組織である帯北F C U−15のコーチを務めました。

帯広北高校の選手たちとの一枚

2.コーチ留学を決意した理由

 前述の通り、母校でコーチを務め、育成年代の選手たちを指導していく中で、選手たちはものすごく一生懸命にプレーしているのに結果を出せなかったり、選手が伸び悩んでいる姿を見て、自身の指導力不足に悩むようになりました。

「元プロでもなく、本物の世界を知らない自分が、本当に良い指導ができているのか」

「経験論だけの感覚的な指導をしてしまっていないか」

 そう考えはじめた私は、まず指導の勉強をしようと考え、生意気にもやや否定的だった指導者ライセンスを受講しに行きました。そこで、サッカーの原理原則や個人戦術、グループ戦術を言語化していくことを学び、成長を実感することができました。

 最終的にJ F A-A級ジェネラルまでライセンスを取得しましたが、かねてからの心のモヤモヤが晴れることはなく、それどころかもっとサッカーを知りたいという欲は強くなりました。

 教えている選手のことやお世話になったサッカー関係者の方々、母校のことを考えると決断は容易ではありませんでした。しかし、本場でサッカーを学びたいと考え、母校を退職し、ドイツへの留学を決意しました。ドイツにした理由は、世界の中でも指導者養成が進んでいる国の一つであり、若い指導者がどんどんキャリアアップしている点と、ヨーロッパの中では性格が日本人に似ていると言われていることから、マネジメントなどの細かな部分も含めて日本での指導に活かせることが多いかもしれないと考えたからです。

3.現地で観るEURO2024ドイツ大会

 私は自己紹介でも述べたように、幼い頃から根っからのサッカーバカです。

 ビデオで自分が生まれる前のワールドカップやEUROにまで釘付けでした。EUROをリアルタイムでガッチリ全試合見たのは2004年のポルトガル開催の大会からです。ルイ・コスタやフィーゴ、若き日のクリスティアーノ・ロナウド擁する地元ポルトガルが決勝戦でギリシャに敗れる衝撃的な大会でした。私がサッカーの話をすると長くなるので、今日はここまでにします。笑

 とにかく、せっかくドイツに行くのだから幼い頃からの憧れであったE U R Oを絶対現地で観戦したいと思い、フランクフルトに住む友人にチケットを取ってもらい、ドイツ対スイスをスタジアムで観戦してきました。

ドイツ対スイス in Deutsch Bank Park

キックオフの前から街中大騒ぎで、あちらこちらに大合唱する集団や道路でサッカーをはじめる子どもたちを目にし、日本との文化の違いを感じました。いざスタジアムに入ると超満員の迫力ある会場の雰囲気に圧倒され、隣に座った知らないドイツ人になぜかビールをご馳走になりながら試合を観戦。

 グループリーグ最終節でしたが、首位通過を目指す両者は、ベストメンバーの真剣勝負となりました。トニ・クロースのパス、ムシアラやヴィルツのドリブル、ジャカのミドルシュートにノイアーとゾマーのセービングなどに興奮しっぱなしで、こんなに短く感じた90分は初めてでした。スイスが前半に先制しましたが、後半アディショナルタイムのドイツ代表フェルクルクの劇的ゴールで1−1で試合は終わりました。興奮冷めやらぬまま近くのドイツ人と慣れないハグをしてスタジアムをあとにしました。

超満員のスタジアムで大興奮!!

 帰りは大勢のサポーターの帰路にとりあえずついていけば駅に行けると甘い考えだった私は、高揚感に浸っていた。このサポーターたちが駅ではなく、駐車場に向かっていると気づいた時には完全な迷子。スマホは海外用に切り替えていなかったため、役に立たず。看板を頼りに友人宅まで歩くしかありませんでした。結局、夜中の森の中を約2時間も不安になりながら歩き、どうにか友人宅に帰ることができました。

 これから海外でサッカー観戦を考えている方は、必ずきちっと下調べをしないと私のようになりますので、気をつけてください。でもこれだけは言えます。現地観戦は最高です!!

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