2024.03.20
【ドイツサッカー】幅を広くとったCBに対してどう守備するのか?【戦術コラム】
今回のテーマは前線からの守備。
どうやってボールを奪うのかはチームとしての色が出る大きな要因であります。
今回の対戦相手はTSGブレッツェンハイム。フォーメーションは4-3-3。
ボールを持った時の基本的な配置は以下の通り。
両センターバックは幅をしっかりととるスタイル。
その中でサイドバックとウィングの選手が縦の関係でポジションをとります。
例えば右のセンターバックがボールを持った場合、8番の選手ができるだけサイドに寄ることでそこで数的優位を作ります。
そしてセンターバックからサイドバックにボールが入った途端に8番の選手が裏抜け、そのタイミングでセンターフォワードが顔出しという1つのパターンでした。
そして今回の問題はこのパターンに対しての対応策。
1つ目の問題は2枚のセンターバックに対して1枚のFWで追いきれなかったこと。
まず考えたのはトップ下とFWの選手が天秤の動きで守備をする方法。
ただ相手のボランチの選手が若く、顔出しに積極的だったので最後までついていくことができませんでした。
特にバサラの2枚のFWの選手は重量級。この守備に対して真面目に働けるタイプではありません。
そこで考えた解決策は逆のWGがサイドを変えさせないように逆のセンターバックに蓋をする方法。
ただこれはしっかりと練習もできていなかったこと、終わった後に思ったことから1つの仮定でしかありません。
そしてもう1つの気になるポイントが8番の裏抜け。
これに対しての解決策としては、
①サイドバックの選手が出て行かずに裏に抜け出しをさせないようにする。
②センターバックの選手が対応する。
③ボランチの選手が裏についていく。
の3つです。
1つ目に関しては後ろからのスライドが間に合っているかどうかかと思います。
しっかりとスライドができており、声かけができているのであればアタックするべきですし、そうでなければまずは後ろから、ゴールから守るべきでしょう。
センターバックの選手が出ていく。
これも対応策としてあるかと思いますが、バサラの場合はそれをなるべくしたくない。
なぜか?
センターバックの選手はチームでも1番、対人、空中戦に強く、なるべくペナルティエリアの中に置いておきたいからです。
なのでボランチの選手がしっかりとそのランニングに対してついていくこと。これが今のバサラマインツができる最善の対応策かと思います。そしてその時に大事なことが、もう1人のボランチがしっかりと中を閉めること。だと思います。
皆さんはどう思いますか? ぜひご意見お聞かせください!