2023.07.14
ドイツの理学療法士を目指して
初めまして。
この度、FC Basara Mainzでフィジオセラピストとしてインターンさせて頂く中村風雅と申します。スポーツクリニックで理学療法士として勤務し、県選抜のサッカートレーナーもおこなっておりました。どうぞよろしくお願い致します。
今回は1.自己紹介、2.インターンに行くことを決めた理由、3.今後のPlanついての3点をお話し致します。
1.自己紹介
私は3歳からサッカーをはじめ、高校卒業まで15年間プレーしておりました。高校3年生では全国大会のメンバーにも選ばれ、プロサッカー選手になるため、日々ボールを追いかける毎日を過ごしておりました。
しかし、私自身ケガの多い選手であったため、全力でプレーすることができない期間が多くあり、病院に行ってはリハビリを受けての毎日を繰り返していました。そこで、理学療法士という仕事と出会い、スポーツ選手に親身になって寄り添う理学療法士の姿をみて、おぼろげながらこんな仕事を将来できたらいいなと思い、4年制大学の理学療法士養成校を卒業後、現在の職業となりました。そこからは、私自身もお世話になっていたスポーツクリニックに就職し、4年間勤務させて頂いたのちに、ドイツ渡航を決めました。
私自身の選手・病院経験から、ケガで苦しむ選手を1人でも減らせるようチームのために頑張ります。
2.インターンに行くことを決めた理由
少年時代にサッカーの遠征で海外に行く機会や、音楽家やダンサーとして海外で活躍する知人がいたこともあり、自分自身もWorldwideに働きたいという気持ちがありました。そんな中、知人の紹介でFC Basara Mainzフィジオトレーナーの清水遼さんと知り合い、ドイツでのフィジオトレーナーの在り方や日本人とは異なるドイツ人ならではの大変さだったりなど、海外で活躍する理学療法士の話を聞いて、自分も挑戦してみたいと考え、インターンに応募致しました。
また、FC Basara Mainzのインターンでは、チームに帯同しながら選手のW-up、応急処置、コンディショニング管理、選手のマッサージケアなどあらゆるスキルを学ぶことができるため、故障した選手のリハビリテーションだけではなく、より選手の身近になってサポート出来ることも魅力の一つでした
3.今後のPlanついて
今後のPlanとしては、ドイツ語レベルB2の試験に合格し、日本の理学療法士の免許からドイツの理学療法士免許に書き換えをおこなう予定です。書き換えをおこなう理由としては、ドイツの理学療法士には開業権があり、日本の理学療法士と大きく異なる部分でもあります。厚生労働省によると、理学療法士の供給数は、2040年には需要数の約1.5倍になると推測されています。理学療法士が年間約1万人規模で増えていく中で、このままでは埋もれてしまうと感じ、ドイツでの理学療法士免許の書き換えを決断致しました。
また、世界5大リーグの一つであるブンデスリーガでフィジオトレーナーとして関わり、世界に通用する日本人としてプロフェッショナルな人材になることが今後のPlanです。
最後になりますが、FC Basara Mainzの選手をフィジオトレーナーとして、全力でサポートし、メディカルの部分から勝利に貢献出来ればと思いますので、何卒宜しくお願い致します。