2022.11.10
ドイツ2年目は自分自身で生きていく力をつける。
こんにちは!! メディカルスタッフの遼です。昨年、僕はFCBasaraMainzをきっかけにドイツへ渡航し、今年でドイツ2年目に突入しました。去年は全くドイツ語も話せなかったのでVisaや語学学校の手配などをチームのサポートに頼りっきりでした。しかし、今年はチームのサポートはあえて借りず、オンラインでのVisa予約から市役所での申請まで1人で実施しました。昨年では絶対に出来なかったであろうVisa申請ですが、なんとかVisaが更新できたのでその時の体験談を書いていきたいと思います。これから、Visaを申請する方の参考にもなれば幸いです。
ビザ申請の流れは下記の流れで行いました。 ①数ヶ月前にビザ申請の予約をする。 ②外国人局からのメールに記載されている資料を集める。 ③予約当日に外国人局に行き資料提出し、ビザを申請する。 ④後日、指定された日時にビザを受け取る。
それでは、詳しく記載していきます。
①数ヶ月前にビザ申請の予約をする。 まず、ビザ申請の予約はオンラインで行います。が、ここで早々につまずいてしまいました… ウェブサイトを見ると、日常生活では聞いたことのないような難しい単語が沢山あり、辞書をひきながら30分かけてなんとか申請しました。ウェブサイトの誘導通りに進めていくと最後にMailが届き、Mail内にあるURLをクリックすることで予約が完了となりました。 実際に予約するには自分が住んでいるまたは今後生活したいと思っている都市のウェブサイトにアクセスすることでオンライン予約は可能です。「Termine online vereinbaren( オンライン予約 )」の項目から進んでいくとスムーズにいけました。ビザ申請の日程は予約日から3ヶ月後ほどになるので滞在許可の期限が切れる数ヶ月前には予約を行うことをお勧めします。
②外国人局からのMailに記載されている資料を集める。 予約が完了すると、再度「予約完了Mail」と「必要書類のMail」が届きました。必要書類はビザの種類と担当者によって異なると思うので、今回は私が実際に届いたMailを1つの具体例として活用してください。 ここでも1つ1つの単語を翻訳しながら資料集めを行いました。
▽ 実際のMail内容 ▽
- Antrag auf Erteilung einer Aufenthaltserlaubnis( 申請書類:Websiteからダウンロード )
- aktuelles biometrisches Passbild( 証明写真 )
- Reisepass ( パスポート )
- Urkunde über den bestandenen Sprachkurs ( 語学学校の合格証明書 )
- Mitgliedsbescheinigung der Krankenversicherung ( 海外保険証 )
- Eine Finanzierung ist nicht notwendig, da Sie eine Aufenthaltserlaubnis für ein Working Holiday beantragen ( 残高証明は必要なし )
- Gebühr in Höhe von 98,00; EC-Kartenzahlung wird bevorzugt ( 申請代98€:カードでの支払い )
※私の場合、ドイツ1年目は語学ビザで申請し語学学校に通っていたため語学学校の合格証明書が必要でした。
③予約当日に外国人局に行き資料提出し、ビザを申請する。 ここが最大の難関でした…。当日、予約完了Mailに日時と部屋番号が記載してあったので、警備員へその画面を見せて市役所内へ入り、部屋の前で待機しました。この時間が早く終わればいいのにと思いながら何度も何度も資料の忘れ物がないか確認をしました。Twitterでその時の心境をツイートすると経験者の方からは、時間になったら資料と強い気持ちを持っていくことが大事とアドバイスを頂きました。
Visaは外国人局という部署で申請するのですが、ほとんどのスタッフの方が怖そうな顔して椅子に座って待っており、外国人が不法滞在していないかを厳しくチェックしています。不安そうな顔やおどおどした態度を取ると相手も不信感を抱くようで、実際に不安な顔をするより嘘でも自信満々でいくほうが大事だと感じました。ビザ申請が完了したら仮ビザと受け取り日時書かれた紙を渡されます。私の場合は、9月2日にビザ申請をし10月5日に受け取りでした。
④後日、指定された日時にビザを受け取る。 再度、ビザ申請を行った場所へビザの受け取りをしに行けば終了です。
最後に、昨年では絶対に不可能であった1人だけでのVisa申請ですが、この1年間チームのスタッフや選手に支えられ、ドイツで1人で生きていけるだけのドイツ語をなんとか習得できました。FCBasaraMainzとして、チームにいるだけではなく、選手たちがチームを旅立ってから1人で生きていけるようにサッカー面以外の土台を作ることも1つの目標として定めています。そのため、まずはスタッフである自分自身が体現できてよかったなとホッとしています。今後、FC BasaraMainzをドイツの第一ステップとして選択してくれた選手達にも自分ができたから絶対できると伝えながら、サッカー面以外の人間性としての部分も成長の手助けができたらと考えています。