BASARA MAINZ

医療ドイツ語 講座開催中

2022.10.06

医療ドイツ語 講座開催中

こんにちは!!

チームフィジオのリョウです。

10月中旬にドイツ語試験B2を控え、毎日ドイツ語の勉強に追われている日々を過ごしています。

メディカルスタッフの僕はコミュニケーションが選手以上に大事です。特に選手が試合や練習中に怪我をした際は日頃の生活では使わない単語を使って質問をしなければなりません。しかし、そんな緊急事態に使うドイツ語は教科書には載っていなかったり、インターネットの翻訳機能を使用しても少しニュアンスが違っているため選手に伝わらなかったり、と自分自身で勉強するには限界を感じました。

そこで、ドイツで医師として働かれているチームDrの藤原さんに医療ドイツ語講座を開いて頂き、毎回1時間みっちりとスポーツ現場や病院で使われている「生きたドイツ語」を学んでいます。

例えば、サッカーの試合中に選手が脳震盪で倒れたとします。脳震盪は生死に関わる脳の怪我なので、対応を間違えれば自分の判断ミスで選手が亡くなってしまう可能性があります。もし、メディカルスタッフの立場でピッチに入っていき、何をおこないますか?? 血圧や呼吸の確認はもちろんですが選手がどのような状況なのか把握するために必ず選手に質問をしなければなりません。

具体的には、下記の単語を藤原Drと一緒に勉強し現場で使用しています。

Kopfschmerzen 頭痛 Schwindel めまい Übelkeit, Erbrechen 吐き気, 嘔吐 Bewusstlosigkeit 記憶障害 Sehstörungen 視覚障害 Desorientiertheit 見当識障害

実際には、

「Hast du Kopfschmerzen? ( 頭痛い? )」

「Wenn du Schwindel oder Übelkeit hast, sag mir auf jeden Fall. ( もし、めまいや吐き気があるとき、絶対に言ってきてね )」

このような文を藤原Drと練習し、必要な場面で選手に伝えています。

また、この講座を受けるまで知らなかったのですがドイツで医学用語はラテン語で勉強するそうです。つまり、ドイツの医療現場ではドイツ語だけでなく新しくラテン語を勉強する必要があります。藤原Drからはいつも一般の人が使うドイツ語と一緒に医療スタッフ間のみで使用するラテン語単語も一緒に教えて頂いています。これは将来、ドイツの病院やクリニックまたはスポーツ現場で働く時に医療スタッフと十分にコミュニケーションが取れるようにするための準備として行っています。

挑戦している中で「海外でトレーナーとして挑戦することは想像以上に難しい」と日々感じてます。頑張ってもすぐにはドイツ語は上手くならないし免許の書き換えも簡単ではありません。その中でも頑張り続けれているのは、バサラマインツでトレーナーという立場でも様々なサポートを受けさせもらえているからだと思います。現在、バサラマインツではトレーナーもインターンを募集しています。昨年、1年間インターンしたからこそ、この環境の貴重さがわかります。海外挑戦をしたいと思っているトレーナーの方は是非ご連絡ください。共に戦う仲間を募集しています。

最後に、藤原Drによる医療ドイツ語講座をこのブログ限定で少しだけ公開します。今後、トレーナーとしてドイツに挑戦しようとされている方は是非参考にして下さい。

https://drive.google.com/file/d/1TfMbFGhsTq6sNwPPl_YpZoflbEHqcZ4U/view?usp=drivesdk

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