2022.11.03
夢を叶えるために1日を無駄にしない〜大沢空良〜
初めまして。今季から加入した大沢空良です。
富山県出身の19歳です。ポジションはFWをやっています。
この選手ブログでは、
『なぜ大学に進学せずにドイツに来たのか』『ドイツサッカーを体感して思ったこと』『今後の目標』
を中心にいろいろ書いていきたいと思います。
目次
・なぜ大学に進学せずにドイツに来たのか
自分が初めてサッカー人生が始まったきっかけは、そう特別な瞬間ではありませんでした。学校帰りの通り道にサッカーグラウンドがあり、毎回その脇を通って帰るのですが、そこでサッカーをやっている光景を見て当時小学生だった自分は単純に「サッカー面白そうだな」と思いサッカーを始めました。
それからはサッカー選手目指したくなるほど熱中し、中学生になると黒部FCという富山県黒部市で活動するクラブチームに所属しました。そこで自分より上手い選手やいろんな指導者の方と出会い、サッカーをできる環境だけでは満足することができず、さらに上手くなりたいと思うようになりました。
中学の頃の経験から選手として上を目指すなら環境から変えていかなければならないと思い、高校では在学時に富山県で1、2を争うほどの強豪校である龍谷富山高等学校に入学しました。
そこでは部員が全学年で70人以上もおり、日々熾烈なポジション争いが行われる環境でした。1年生の頃からトップチームに出場できるように毎練習必死に食らいついてプレーしていました。その環境で3年間ただただ必死に努力し続け、徐々に試合にも出れるようになるも大きな形に残るほどの結果は残せず高校サッカー時代に幕を閉じました。
それからは大学に行ってサッカーを続けるか、それとも別の道を探すか迷いましたが、自分の中にサッカーを始めたときから決めていた目標によってその道はすぐに決まりました。その目標とは「プレミアリーグでプレーをすること」。サッカーを始めていろんなサッカーの試合の動画を見ていた中で一番惹かれ、いずれはこの舞台でプレーをしたいと夢に見ていました。そのことから、日本でプレーするよりもいち早く海外でプレーをしてみたいと思い、大学進学をしませんでした。
今の自分の実力ではいきなりはプレミアリーグに立つことはできないことから、1番大きな目標を『プレミアリーグでプレーする』ことに決め、そこから逆算して、ステップアップをするために最も相応しい環境はどこがいいか考え、いろんな人の話を聞いて、多くの日本人選手が活躍してきたドイツのブンデスリーガが最適であると判断し、渡独しました。
・ドイツサッカーを体感して思ったこと
高校卒業後、ドイツに渡り早4ヶ月。いろんな経験をさせていただいている中で現在、様々な壁にぶつかっています。
自分は元々ドリブルを得意としてまして、中学生の頃サイドでプレーしていた時に壁にぶち当たり、改善しないといけないと思いドリブルの練習をして得意になったのですが、ドイツに来てそのドリブルが全く通用しなく再び壁にぶち当たっています。
その要因としては、フィジカルレベルの強度の強さにあると思っています。
日本人よりも体格が大きく、FWやDFには身長が190代の選手が多く在籍しており、緩急をつけてのドリブルを試みますがリーチのある足とずっしりとした体格を前には無力で、簡単に奪われてしまいます。
じゃあ筋トレをして負けないくらいの体格をつければ良いのかと思いトレーニングに励みますが、逆に重くなり自慢のドリブルでのスピードの部分が奪われてしまい、さらにマイナスとなってしまい練習でも結果を残すことができませんでした。
正直、どうすれば良いのかわからなくなってしまいました。
積み上げてきたものがいとも簡単に崩され、これまでいろいろと挫折を味わってきましたが、結構キツかったです。
それでも悩んだところでドイツ人とのこの差は埋まんないと思い、他の部分に注目しました。自分の得意分野を活かすためにも相手DFとマッチアップする際にどれだけ早く剥がしてゴールまで辿り着けるのか。そのためにはボールを受ける前のオフザボールにあると考え、そこの部分を得意としている久保建英選手やイニエスタ選手といったプロでプレーしている選手たちの動画をたくさん見て勉強しては、練習で試みてました。
自分でもボールを持っていない時間に寝ている時間が多く、注意されることが多々あったことから、この部分は自分でも改善しないといけない所であると思っています。
このような悩む機会もドイツに来てなかったら気づくことはできていなかったと思っています。自分よりも大きい体格ばかりで、1対1では絶対的に負けてはならないと小さ頃から教え込まれているこの環境だからこそ、ここまで悩めているのだと思います。
縦に早く攻守に切り替えが早いドイツサッカーに順応しつつ、自分の味を出せるように頑張ります。
・今後の目標
この一年で心がけたい事はまずは人間性として強くなる事です。
サッカーだけしていてもサッカー以外をだらしなくしていたら絶対にサッカーにも影響してくるからです。プレーが良くても人間性として欠けていたら応援してくれる人がいなくなるからです。サッカーは自分一人ではできません。生活面だけでなく人間性も成長し誰にでも応援や期待されるような選手になりたいです。
サッカーの面で意識したい事は自分の武器のドリブルをさらに磨く事です。ボールタッチだけではなく瞬発力系のトレーニングや身体操作などを取り入れ自分だけの世界一の武器を磨けるように日頃からのチームトレーニングを何も考えずにするのではなく何か目標を立てて取り組みたいです。そしてチームトレーニング以外もフィジカルトレーニングや自分の武器を伸ばしたり、苦手な部分を無くしたり無駄な一日にしないようにしたいです。
今シーズンのバサラマインツでの目標ではまずは結果を出すことです。試合の内容が良くても負けてしまったら何の意味がないのでチームを勝たせれる選手になりたいです。ゴールとしては2桁得点。今はトップでの出場機会はなく、セカンドチーム(9部リーグ)での出場がメインとなっていることから、ここで圧倒できるくらいの選手になるのがまず目先の目標だと思っています。そこから、トップでの出場機会を増やし、チームメイト・監督・コーチに認められる選手になるようになりたいです。
バサラマインツでは元プロでプレーしていた山下監督のもと指導してもらえることから、ここでの経験が無駄にならないよう多くのことを積極的に学び、吸収していきたいです。
拙い文章でしたがここまで読んでいただきありがとうございます。
これからの応援、チーム含めてよろしくお願いいたします。
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