BASARA MAINZ

チームと共に熱く闘える環境がここバサラマインツにある!!

2022.07.06

チームと共に熱く闘える環境がここバサラマインツにある!!

チームと共に歩んだ3年間は、自分にとってかけがえのない宝物に。

この度、2021-22シーズンをもってチームを去ることになりました。

「ブンデスリーガのクラブでフロントスタッフとして働きたい」という夢を抱き、大学を卒業した2018年の夏にドイツへ渡り、約1年間語学学生として過ごし、

現地の大学に入学するプランを立てていたのですが、ドイツ語の試験の結果が申し込みまでに間に合わず。

どうしようかと悩んでいた矢先、FCバサラマインツのインターンシップ募集の記事を見つけ、思い切って連絡をし、バサラでインターンをする決断をしました。

当時は決断をするまでにとても迷いましたが、今となってはあの時の決断は正しかったと強く思います。

ドイツサッカーに衝撃を受けた1年目

1年目は、とにかく経験することの全てが初めてのことばかりで衝撃の連続でした。

1番はやはり“ドイツサッカー”に対する衝撃です。

すでにプロの試合は数試合スタジアムで観戦した事があり、その時のサポーターの熱気や盛り上がりにも衝撃を受けていましたが、アマチュアリーグでも同じように、多くにサポーターが足を運び、設備の整った環境の中でサッカーが行われていることに驚かされました。

観客席や選手入場口など完備されたスタジアム

「これがサッカー大国なんだ」とあの時受けた衝撃は今でも覚えているほどです。

開幕戦には400人以上の観客が詰め掛けたり、立派なスタジアムを持つクラブとの試合など、日を重ねる毎にドイツサッカーに魅了されていきました。

開幕戦に400人のサポーターが集結

業務においても初めてのことばかりで、最初はとにかく与えられた仕事をこなす事で一杯一杯でした。

選手コメントの撮影風景

SNSの運用・一眼レフでの撮影経験もなく、日々手探りで行っていました。

地域のお店などにポスター配布活動

少しずつコツを掴み出し、後期シーズンからよりよく出来るのでは思っていた中、コロナウイルスが流行。

練習ができなくなり、リーグも中断に。

ロックダウンになり、家からも出ることが出来ない状況にまでなりました。

あの時はとても苦しい思いをしましたが、その中でもやれる事はないかと考え、やったことのなかった動画編集に取り組み、個人のスキルアップに時間を費やしました。

自分が企画し撮影・編集をした動画(公式YouTubeにて公開中)

コロナ禍で苦しんだ2年目

正直、コロナ禍がこんなにも長く続くなんて想像もしていませんでした。笑

2年目のシーズン当初は少し緩和していたため、リーグ戦が行われるも数試合を消化したのちに第2波がやってきてしまい、2年連続のリーグ中断。

ここから約1年間サッカーのない日々が続きます。

この期間は本当に我慢の連続でしたが、それでも自分にやれることはないかと考え、SNSの勉強に時間を費やしました。

自分としても辛く苦しい日々でしたが、それ以上に選手達の方が辛かったと思います。

そんな中でも頑張る選手達の役に立ちたいと思い、選手達に向けてSNS講座を開いたり、この時期は語学学校が閉鎖されていたため、ドイツ語教室を開くなどしました。

ドイツ語教室の様子

少しでも選手達の役に立てていたのなら嬉しいです。

サッカーチームとは何か、スタッフのあり方を学んだ3年目

コロナ禍が続くなか迎えた3シーズン目。

日常生活だけでなく、サッカーにおいても様々なルールが課せられてはいましたが、チームとして活動できるようになった時の喜びは一段と大きかったです。

これまで行ってきた業務だけでなく、様々なことを任せていただけるようになりました。

特にシーズン通してホームゲームの運営オーガナイズをやり切ったことは達成感や今後の自信に繋がりました。

ホームゲームの売店の撤収作業

事前に必要なものを準備したり、現地のボランティアスタッフと密にコミュニケーションを取ることで円滑に運営することが出来ました。

ホームゲームのオーガナイズをしていると、自然と現地スタッフや相手チームのスタッフやサポーターと話をする機会が増えたのですが、その中で街クラブがドイツの人々にとってどのような存在なのかどういった影響を与えているのかを知ることが出来ました。

初めての日本食に挑戦してくれた相手サポーターの方々

街の誇りであり、シンボルである。」そのように話してくれた人もいました。

バサラマインツならどのような存在になれるのか、どのような影響を与えられるのかを考え、その中で自分が出来ることを精一杯取り組むようになりました。

その1つが”チームのために”をモットーに動くということです。

まずは現在在籍する選手やスタッフが、少しでもバサラマインツを好きになってくれるように長く関わりたいと思ってもらえるように。

デザインを考案したマフラーを身に付けて応援をしてくれるサポーターたち

その為に今まで以上にチームのためにやれる事を精一杯やろうと決めました。

そうする事で見えてきたのは、スタッフとしての立ち振る舞い方や理想のスタッフ像です。

選手やスタッフと積極的にコミュニケーションを取り、彼らがどう感じているのかを聞き出し、その事に対して自分がやれる事は積極的に取り組みました。

選手・スタッフとの食事会

例えば、ある選手に「試合の写真を共有してほしい」と言われた時がありました。

共有し始めてから、みんなが個人のSNSで写真をあげてくれているのを見て単純に嬉しかったですし、選手たちにとっても写真が1つのモチベーションになれば良いなと思って今まで以上に拘って撮影するようにもなりました。

他にも日本人選手とドイツ人選手たちの間に入り、バサラでしか出来ない経験をしてもらえるよう交流の場を積極的に設けるようにもしました。

セネガル出身の選手にセネガル料理を振る舞ってもらう

結果的にチームや選手に良い影響を与えるだけでなく、自分自身も多くの気づきや学び・発見がありました。

広報スタッフは、直接試合の勝敗には関与できない仕事かもしれません。

それでもチームと一緒に自分も戦っているんだという思いで日々取り組んでいましたし、勝った時は大いに喜び、負けた時はみんなと同じように悔しかったです。

チームを去るという報告をした時は、多くの選手やスタッフに「残ってほしい」「トモキがいなくなるのは寂しい」と言われ、これまで目に見える大きな結果というものは成し遂げられなかったかもしれませんが、自分の頑張りはしっかりと選手やスタッフに伝わっていたんだと実感でき、異国の地でも信頼を勝ち取れたことは今の自分に大きな自信をつけてくれました。

海外挑戦を考えている方へ

最後に、海外挑戦を考えている方。

是非バサラマインツのインターンシップに挑戦してみてください!!

自分のように広報スタッフだけでなく、フィジオやトレーナーなど様々な形でインターンシップが可能です。

こんなにもチームと共に熱く闘える環境は他にないと思います。

自分はここで人生の財産になるほどの経験をさせてもらいました。

一歩踏み出す勇気がなかなか出ないかと思います。不安もたくさんあるでしょう。

それらを上回り忘れさせるほどの冒険が待ち構えています。

チームイベントの様子

今後は一人のバサラファンとして、応援していきたいと思っていますし、多くの方の挑戦を自分自身も楽しみにしています。

長々と書き綴ってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

3シーズン本当にありがとうございました!!

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