BASARA MAINZ

「後悔から学ぶ成長」〜ドイツ1シーズン目を振り返る 鈴木楓也〜

2022.06.21

「後悔から学ぶ成長」〜ドイツ1シーズン目を振り返る 鈴木楓也〜

こんにちはカヤです。

今シーズンが終わったことから、バサラマインツでの1年について振り返っていきたいと思います。

私がドイツで1シーズン過ごして感じたことは2つあります。

1つ目は、言葉の壁です。

ドイツに来る前は「現地に着けばなんとかなるだろう」「ドイツ人と一緒の環境にいれば勝手に喋れるようになるだろう」と浅はかな考えでいました。

しかし、現実は違くドイツ語はドイツ人本人たちも「難しい」と言うくらいで、発音も日本では聞いたこともなければ、言ったこともないような濁音みたいな音だらけで、自分の伝えたいことも伝えられない歯がゆい期間がとても長かったです。

なので、朝先輩とカフェに行って勉強したり、寝る前に単語を数個見て寝たり、1つ例文を訳して寝たりと色々工夫して、ドイツ語に取り組んでいました。

退団前にみんなの前でお別れのスピーチをしたのですが、最後の最後まで上手くドイツ語では話せなく、同期に助けてもらいました笑

2つ目は、この1シーズンを通して怪我が多かった事です。

僕はドイツに来るまでのサッカー人生であまり大きな怪我をしてこなかったし、身体で当たり負けた体験もあまりしてこなかったので、全然大丈夫だと思っていました。

しかし、実際ドイツに来て自分より身体がデカい相手がいるのは当たり前で、190cm〜200cmの選手はザラにいて、それでいて身体は分厚いわ足は速いわ
正直ドイツサッカーってフィジカルゲームだと思いました。

その中で、自分の考えも甘く身体作りも不完全なまま来てしまったので怪我の繰り返し…

パフォーマンスも前半戦は最低…

後半戦も徐々に上がってきたと思ったら大怪我…

最後の数ヶ月は練習もおろか試合にも出場することができず、悔しいシーズンの終わり方でした。

今思うと、コロナでドイツに来れなかった期間にもっと怪我をしない身体作りをしておけばよかったと後悔しています。

それが僕が1シーズン過ごして感じたこと2つです。

悔しい事だらけで不完全燃焼なことも多々ありましたが、それでもドイツに来て良かったと思います。

自分が今まで見ていた世界がどれだけ狭かったのかを実感することができましたし、こういった経験が今まで無かったので、この1年で選手としても人として大きく成長することができました。

私生活では、年の近い選手がチームに何人かいたので、時間があるときにドイツのあらゆる所に一緒に行ったり、夜には散歩したりとドイツを堪能してました。

他にも、家の近くにあるイタリアンレストランなんかは多い時で週3で通っていたので、店の人からも来店時に「こんにちは」って日本語で挨拶されるようになってました。笑

ユーモアあふれる最高のメンバーに囲まれていたことから楽しい日々を送ることができ、充実した1年間でした。

この経験を活かしてまた次の挑戦に繋げたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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