2022.05.05
「着実な努力の先にある成功を求め」〜ドイツ1シーズン目を振り返る 小柳孝輔〜
こんにちは。GKの小柳です。
あっという間にシーズンも終盤に差し掛かりました。そこで、この一年を振り返っていこうと思います。
まだ終わっていませんが、この1シーズンを振り返ると、自分の力不足をつくづく感じる1シーズンです。
ただ、シーズンが始まった頃は他のGK2人に比べて、GKの1番の役割である“ゴールを守る”ことに関して差が大きいなと思っていましたが、徐々に徐々に自信を持てるようになってきました。
俺も負けてねえぞと。
また、後期の目標の1歩目としていたトップのメンバー入りはできましたが、まだ出場はできていません。
4試合にメンバー入りできたのですが、いずれも他のGKが体調不良で不在だったため、実力でってわけではないのが現状です。
試合に出れていないので、もちろんオファーなどは全くなく、今はたまに他のチームに練習参加をして、来シーズンのチームを探している状態です。
ですが、まだどこも欲しいと思ってくれるところはなく、これが自分の積み上げてきた結果であり、現実です。
そんな1年ですが成長はできていると思います。
1番成長した部分はシュートストップです。確実に守れる範囲、守り切れる範囲が増えました。
それは日々の練習もそうですし、筋トレなどのフィジカルトレーニングが繋がっていると思います。
ただ、まだまだ周りからもそうですし、自分でもこれ入るのかというシュートもあり、そこが課題の一つです。
あとは1:1の対応です。
どのタイミングでどう寄せるのか、はたまた我慢するのか、色んな映像を観てはイメージもたくさんして日々試行錯誤している中で、少しずつ手応えを掴めている感覚があり、ドイツに来た当初より確実に阻止率は高まっていると思います。
あとはGKという存在としても成長できているのかなと思います。
それはセカンドで試合経験を積めていることが本当に大きいです。
試合でしか経験できない緊張感や責任感などを経験できるのは確実に自分にとってプラスになっています。
一度ですが、ゲームキャプテンを任された時は、それもまた成長できたんじゃないかなと思いました。
このまま怪我なく1シーズンを闘い抜き、チームの力になりたいです。
思い出というより、1番印象に残っているセーブがあり、それはカップ戦での終了間際のヘディングシュートを止めたセーブです。
振り返った際に、あのセーブはこれまでのトレーニング、意識の積み重ねのお陰で止めれるようになったセーブだったなと思いました。
私生活の方を振り返ると、言葉に助けられていました。
サッカーではうまくいかないことばかりでしたが、私生活では音楽や本、漫画、YouTubeでサッカー選手の対談とかを観たり、チームメイトとのたわいもない話や、真面目な話などを通して、色んな人の言葉に救われていました。
前向きになれたり、人と話をするのはシンプルに楽しい時間で大好きです。
そして良い気持ちでまたグランドへ向かうことができます。
最後に残りのシーズンの目標としては、トップでは出場して勝つことと、
セカンドでは昇格に貢献したいです。
最小失点での昇格ももちろん目指しますが、そこよりもまずはチームの勝利、昇格に貢献したいです。
そして来シーズンに繋げていきたいです。
この先も色んなことがあると思いますが、歩みは止めずに日々積み重ねていきたいと思います。
そしてGKをプレーできることの楽しさを噛み締めてゴールマウスに立っていきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。