BASARA MAINZ

ドイツのコーチライセンス取得までの道のり〜対面講習編〜

2022.03.05

ドイツのコーチライセンス取得までの道のり〜対面講習編〜

こんにちは。インターンスタッフの三宮です。

1/31から2/2の2泊3日の日程で、トレーナーライセンスの対面講習であるBasis-Lehrgangに参加してきました。

1日目の午前中は講師によるユース世代におけるトレーニングの例を体験しました。

小さい子供向けのトレーニングでは特にドリブルを中心に「テクニック」に重点を置いたトレーニングが紹介されました。

ここでは基本、子供たちはグリット内で自由にドリブルをし、コーチの合図で違う選手とグータッチをしたり、膝や胸でボールを止めたりと、サッカーで必要な動き以外の動きも取り入れられていました。

次の段階の世代では、ペナルティーエリアに無数に置かれたマーカーの間をドリブルし、マーカーのところでシザースや切り返しなど、よりサッカーの要素が多く取り入れられたトレーニングを行いました。

さらに次の段階のユース世代に置いては、「テクニック」「戦術」「フィットネス」の要素を含んだゲーム形式のトレーニングを行いました。

午後にはオンラインコースで自分たちでグループごとに計画したユース世代のトレーニングを実践し、ここではトレーニング内容や目的に問題点があると講師からダメ出しされ、修正されました。

ここでも試合で起こり得る状況をトレーニングする事が大事であるということを繰り返し言われました。

夕方には、選手の移籍期間や移籍金などのルールに関する講義が行い、日本のC級ライセンスではこのような事は一切扱われ無かったのに対し、ドイツでは基礎講習でこのようなテーマをすでに扱う事にとても驚きました。かなり細かいルールや例外が沢山あるのでここは要復習といった感じです。

2日目は主にフィットネスを中心に行い、さらにオンラインコースでグループごとに計画したトレーニングを実践し、講師による修正が行われました。

フィットネストレーニングのポイントとしては、スプリントをした後は、ジョギングなどの軽い休息を充分に入れること、また休息は全員が同じ時間、同じタイミング、同じ速さで行うのではなく、ゆっくりジョギングする速さや時間は個々の選手に任せるということでした。

午後には講師によるボールを使ったコーディネーショントレーニングボール無しのコーディネーショントレーニングの紹介がありました。

ボールを使ったトレーニング例として、2人1組で向かい合い、片方が自分の真上にボールを投げてキャッチする間に、相方が投げたボールをヘディングするなど、2つの動作を同時に行うトレーニングなどがありました。ボールを使わないトレーニングではスキップや腿上げなど、馴染みのあるトレーニングも紹介されました。

3日目は、テクニックが中心で、特にサッカーの基本中の基本であるインサイドキックのトレーニング方法についてでした。子供にインサイドキックを教える際のポイントとしては、子供に飽きが来ないようにするということでした。

もちろん最初は2人が向かい合って対面パスの練習から始まりますが、上達するにつれて、真ん中にコーンやマーカーを置いて、ボールをその間を通させたり、2チームに分かれて真ん中に置かれた複数のコーンを倒させたりさせます。

さらに上達してくると、パス&ゴーや壁当てゲームなど時間的制限や状況判断、仲間とのコミュニケーションをともなったトレーニングが可能になります。最終的に、相手からのプレッシャーがかかった、トリカゴやボール回しなどができるようになります。

ここでは、インサイドキックの練習だけでも沢山の練習方法があり、工夫次第で子供が飽きずに、かつ楽しんで練習できることを学びました。

その後は、C級及びB級ライセンスへの振り分けテストがあり、自分は無事B級ライセンスに振り分けられました。

以上、Basis-Lehrgangの対面講習についてでした。

バサラマインツではインターンスタッフを募集しています。ご質問等ございましたらお気軽にfc.basara.mainz@gmail.com までお問い合わせください。

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