2022.02.10
ドイツ・ユース年代の指導及びサッカー事情!!
こんにちは!インターンスタッフの三宮です。
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。皆さんは年末年始いかがお過ごしだったでしょうか?
私事ではございますが、日本にいる家族の初詣と絵馬のおかげで、幸いにもDSHテストに「合格」する事が出来ました!!
今は応募書類などを家族と協力して準備をし、出願の手続きをしているところです。入学が決まりましたら、またお知らせしたいと思います。
さて、今回はバサラでのインターンでの自分の担当でもある、ユースチームの指導及びドイツのユース年代のサッカー事情について書いてみたいと思います。
以前のブログでも少しお伝えしましたが、バサラはグラウンドを共有するチームと提携しており、子供たちの指導も行なっています。
ドイツの少年少女サッカーは、Bambini/ G/ F/ E/ D/ C/ B/ A-Jugendと2学年ずつに分かれており、自分は主に7-8歳のF-Jugendを担当しています。
練習は火曜日と木曜日の16:30-18:00に週2回行っています。自分以外はボランティアによるお父さんコーチで、彼らと協力して子供たちを指導しています。
またRobbyというおじいちゃんコーチがいるのですが、彼は昔ブンデスリーガのFortuna Düsseldorfなどでプレーをしていたそうです。
彼は子供たちを指導するのもとても上手で、自分が指導する上でも参考になります。
例えば、この年代の子供たちの練習では、常にボールを使ったトレーニングをすることや、練習における待ち時間を極力減らすこと、また集中力のない子供たちにトレーニングの説明をする時は、まず全員座らせてから静かにせると話を聞いてくれる、などのアドバイスを頂きました。
どれも当たり前の事ではありますが、実際に、日本とは全く異なった家庭や学校環境で育ったドイツの子供たちを相手にすると、なかなか上手くいかないことも多くあるので、試行錯誤して子供たちが退屈しないような練習にしようと心がけています。
週末には時々、公式戦や練習試合、招待試合があり、自分も帯同しています。
試合ではどの選手も最初からできるだけ長くピッチに立ちたいというのは日本の子供たちと変わりません。
しかしルール上、交代選手が必要なので、納得させるのにかなり苦労をしますが、子供たち全員が公平に試合に出場できるようにオーガナイズしています。
しかしゴールを決めたり、いいブロックをしたり、試合に勝ったりして、子供たちが笑顔でハイタッチをしているのを見ると、自分も嬉しく思います。
この年代のドイツの少年少女のサッカーでは勝敗にそこまでこだわっていないように思います。
例えば、試合後にお互いのコーチが話し合って試合結果を同点と記録する事が多くあります。また招待試合などでもトーナメントの試合は行われず、ただ色んなチームと対戦するのみで、順位を付けることはありません。
また日本では数年前から小学生では8人制サッカーが導入されたと記憶しています。ドイツでは昨年から「Funino」という試合形式が導入されました。
これは4つのミニゴールを使ったゲーム形式で3vs3で行われます。これは、同時に2つのゴールを守りながら2つのゴールを狙いに行き、子供たちが試合中により多くボールに触れられる機会を作ることを目的としています。
日本でも4ゴールゲームは練習では取り入れられていますが、ドイツではこの年代に於いては試合でも4ゴールゲームが新しく採用されています。
以上、ユース年代の指導を通して経験や感じたこと、ドイツのユース年代のサッカーについて書いてみました。
子供たちを指導している方やドイツのサッカーに興味がある方の参考になればと思います。
バサラマインツではインターンスタッフを募集しています。ご質問等ございましたらお気軽にfc.basara.mainz@gmail.com までお問い合わせください。