2021.05.06
関西学生サッカーリーグ1部 大阪学院大学出身 DF奥野貴大選手 インタビュー#2
先週に引き続き、奥野選手のインタビューをお届けします!
Q13. 人生で一番大切にしていることは何ですか?
健康でいる事です。
怪我で不自由な生活を送っている時や体調を崩した時は健康がいかに大事かと痛感します。また、日本から遠い地にいる為、余計に家族や祖父母、友人は元気かなと心配します。ですので、電話した時にはいつも元気な声聞かせてあげたいと思っているので、健康には十分に気を付けるようにしています。
健康である事は1番安心させれる術です。
Q14. 人生最大の失敗談、挫折、辛かったことを教えてください。
人生で1番と言われると今が1番辛いですね。
物凄く悩んで選んだ道で、ドイツまで来てサッカーできない、尚且つ怪我にも悩まされる、いつロックダウンが終わるか分からない、精神的には辛いです。ただ、そんな状況下でも、今経験している事が将来のどこかで自分に良い影響を与えてくれると思っています。
街は店が開いておらず、活気をなくし、チーム練習もないなか、同じことの繰り返しの毎日で、変化をつけるのが難しいですが、そんな中でも日々の小さな積み重ねがいつか大きな成果へ繋がると信じて、今は踏ん張りどころです。
Q15. 人生で一番の成功談は何ですか?
僕はこれと言った成功談は特にありません。
ただ、僕の中での成功=満足だと思っています。例えば、何か料理を作った時に例え見た目が悪くても、自分が味に満足すれば、それは成功ととらえることが出来ます。
ですので、自分の人生で何に満足してるかと考えた時に、それは自分を取り巻く環境だと答えます。違うフィールドでありながらも同じように夢を追う友人が居たり、応援してくれる地元の飲食店の方々がいます。そして、なんと言っても奥野家に産まれた事が成功談と言うには変ですが、幸せな事であり満足しています。
Q16. 自分の人生に一番大きな影響を与えてくれた人、または出来事は何ですか?
順位付けはないですが、日々の生活で起こる様々な事に影響を受けて、自分という人間が形成されていると思います。心に残るような言葉であったり、行動、逆にダメだなと感じる事に対して、自分はそう在りたくないと思いながら、生きていると思います。
自分の中では記憶に残ってないとても些細な事でも、何らかの形で自分の中に在り続け、それをベースに、自分なりの解釈をし、決断をしながら人生を歩んできていると思います。
恐らく一つの決断にしても、色々な要素が重なり合って生まれたものであると思うので、僕の中で、この特定の言葉や出来事が影響を与えたというのは正直わからないです。
Q17. 尊敬している人は誰ですか?
両親ですね。
両親が僕や兄弟にしてくれた事を、もし自分に子供ができた時に同じようにしてあげたいと思っています。ドイツに行かせることは簡単なことではないのに、僕のしたい事を後押ししてくれ、出来ないことはないと自信を付けさせてくれました。
Q18. 夢、目標は何ですか?
勿論プロのサッカー選手になる事です。
Q19. 10年後どんな人になっていたいですか?
将来の事を考えるのは苦手ですが、多くの知識と知恵、経験を持った人になっていたいですね。そこから生まれる人間関係を大切にし、必要とされる人間になりたいです。
Q20. 好きなサッカーチームと選手を教えてください。
元アルゼンチン代表のマスチェラーノが好きでした。身長があまり高くないが、守備能力が高く、ボランチ、CBをこなす所が僕と似ているなと感じるからです。
チームではスペインのアトレティコ・マドリードが好きです。全員が守備をしっかり行って攻撃をする。シメオネ監督のファミリー感溢れる所も好きです。
Q21. 今気になっているニュースや興味のあることは何ですか?
現在、僕が半年以上悩まされているグロインペイン症候群と言われる股関節の怪我については気になります。
なかなか完治しない怪我で、治っていってるのかわからなくなる辺りが選手にとっては苦しいと思いますし、安静にしていれば治ると言う訳ではないのが厄介なところです。
トレーニングしながら治していく方法がありますが、どれぐらいの強度で量をしたらいいのか自分の身体に敏感にならないといけません。今体験しているからこそ、完治した時にどのような過程で治していったのか説明できるようにしたいです。
Q22. 今年の目標を教えてください。
このコロナ禍で2、3ヶ月後が分からない中、目標を立てることは正直難しいです。もちろん早く怪我を直せるよう、継続して身体にいいものを取り入れる努力をし、試合に出て活躍し、上のレベルに行くのが目標です。
また、プライベートではドイツ人ともっと関わることです。チーム練習があると時は積極的にドイツ人と喋るようにしていますが、ピッチ以外でも関係を作り、毎日ドイツ語を話せる環境に身を置きたいです。
Q23. 応援してくれている人へのメッセージをお願いします。
まずは、怪我に悩まされながらも、健康に生きています!
なかなかこの状況で変化を付けることは難しいですが、新しいことに挑戦したり、結果を出して、新鮮なニュースをお届け出来るようにしたいです。
皆さんの中にもコロナの影響で思うような生活が送れていない方もたくさんいらっしゃると思いますが、健康で生活していられることに感謝しながら、お互い頑張りましょう!
これからも応援よろしくお願いします。