BASARA MAINZ

徳島ヴォルティスユース出身 DF岸選手 インタビュー#2

2021.04.15

徳島ヴォルティスユース出身 DF岸選手 インタビュー#2

今週も引き続き、岸選手のインタビューをお届けします!

Q13. 人生で一番大切にしていることは何ですか?

人付き合いです。

大学時代はチームメイトと数少ないOFFを利用して遊びに行ったり飲みに行ったり、バイト先の同僚と集まったり、色んな先輩方にご飯に連れて行ってもらったりよくしていました。
またバイトにも多くシフトを出し、社員さんやアルバイトの人達と積極的にコミュニケーションをとったり、プライベートでご飯に行きました。お互いの事を知ることで、仕事もしやすくなり、助け合いながら仕事が出来るので、僕は何よりも人とのつきあいを大切にしています。


京都の大学を卒業し、地元徳島に帰ってからもフットサルを通じて沢山の方々と出会い、先輩方にはお世話になりました。
周りに恵まれているのもありますが、ドイツに来てからも大学時代のチームメイト、バイトの友達、フットサルの先輩方など応援してくれる方々ばかりです。ロックダウンで何もできない不自由な日々ですが、そういった方々と話を出来ることが心の支えになっています。

Q14. 人生最大の失敗、挫折談、辛かったことを教えてください。

高校3年の時にユースチームの監督が交代し、初めてのポジションやフォーメーションでプレーしていた時です。不慣れなポジションでなかなか適応しきれず、それまでその監督の元でプレーしていた高校1年生にポジションを奪われました。その1年生選手はジュニアユースの時にその監督の元でプレーをしていたので、監督の好みのスタイルを知っていたり、ポジショニングやフォーメーションになれるのが早かったのです。

悔しさと情けなさで自分にとても腹が立っていました。でも負けず嫌いな僕はそこであきらめず、その子のポジショニングや自分のプレー映像を見たり、監督に直接質問し、1対1で指導を受ける事で監督が求める自分の役割を理解するよう努力しました。

そのおかげで、結果的に開幕戦からシーズンの終わりまで全試合出場することが出来、苦い思いをしながらも腐らずに努力し、見える形でその思いを晴らせたことは良い思い出として残っています。

Q15. 人生で一番の成功談は何ですか?

本当にないです。
華やかなサッカー人生ではありませんでした。市のトレセンにも選ばれた事がなく、県のトレセンに初めて選ばれたのも中3でした。高校1年生の時、四国予選を勝ち抜き全国大会に出場しましたが、自分は怪我をしていて、出場出来ませんでした。全てチームメイトの力なしでは成し遂げられなかった事ばかりで、特に個人で大きな結果は今まで残せていません。

ただこの先、努力していれば成功する時が来ると信じて、そしてそれを成功談として語れる日が来るように、毎日限界まで自分を追い込み、一生懸命トレーニングに励んでいます。

Q16. 自分の人生に一番大きな影響を与えてくれたこと、または人を教えてください。

徳島ヴォルティスに入団した小学4年から中学1年まで指導してくれた宮内良治コーチです。
サッカーの技術や戦術はもちろん、1人の人間として成長させてくれました。挨拶、身の回りの整理整頓、感謝の気持ちを常に持つなど、基本的な事以外にもヴォルティスのエンブレムを背負って活動している事がいかに重要か、クラブを想う気持ちなど言動一つ一つに意味がある事を指導してくれました。

Q17. 尊敬している人は誰ですか?

両親
両親とも共働きで帰りが遅い日もある中、遠くのグラウンドまでの送迎をしてくれたり、どんなに朝早く出発する遠征の日もお弁当を作ってくれたりと、今改めて考えると、忙しい中僕が好きなことを出来るように、自分たちの時間を犠牲にしてまでもサポートしてくれていたんだなと思い、本当に感謝しています。ドイツに来るときも快く送り出してくれて、応援してくれているので、絶対にサッカーで恩返しがしたいです。

Q18. 夢、目標は何ですか?

ポカリスエットスタジアムに立つことです。
もう一度ヴォルティスのエンブレムを背負って、家族を招待したスタジアムのピッチ立って勝ちたいです。サインボールを投げるのも夢です。ポカリスエットスタジアムは小さい頃から見に行ってたスタジアムなので思い入れがあります。

Q19. 10年後どんな人になっていたいですか?

10年後僕は34歳です。その頃にはサッカー選手を引退していて、指導者になっていたいです。

ドイツに来る前に徳島でサッカーの巡回指導を経験しました。その際に年齢に応じたメニューを考えたり、選手の成功体験を一緒に感じられたり、指導者側の楽しさを知る事ができました。次また行った時に名前を覚えてくれていたり、子供なので素直でとても反応が良かったりと、本当にやりがいを感じました。

ドイツに来る1週間前に最後の指導をした時には、頑張って!と応援してくれそれが今でも心の中に残っています。

Q20. 好きなサッカーチームと選手を教えてください。

それはもちろん、地元の徳島ヴォルティスです。

好きな選手は、2009年から2011年に徳島ヴォルティスに在籍したDFのペ・スンジン選手です。
気持ちが強い選手で、ゴール前でのシュートブロックで何度もピンチから救ってくれました。攻撃時のコーナーキックの際には力強いヘディングを決めてチームを勝利に導いた試合もありました。

Q21. 現在気になっているニュースや興味のあることは何ですか?

1番気になるのはもちろん今季の徳島ヴォルティスです。前節の横浜FC戦で
J1初勝利を掴み取りました。(インタビュー:3月下旬)
さらに外国人の入国規制が緩和されるニュースもあり、
監督や新加入選手の来日も近いのかなと期待しています!

Q22. 今年の目標を教えて下さい。

コロナウイルスの影響で大変なシーズンになる可能性がありますが、チーム一丸となり、DFとして目の前の相手に仕事をさせない事でチームに活力を与え、5部リーグへ昇格します!

Q23. 応援してくれている人へのメッセージをお願いします。

家族はもちろん、SNSを通じて応援してくれている方々からのお言葉がこのロックダウンでもどかしい日々を過ごしている自分にとってメンタル的にかなり前向きになれ、助けられています。頂いたご声援に感謝しつつ、良い結果をご報告する事が家族や皆様への恩返しです。遠い地ではありますがこれからも応援して頂けると嬉しいです!

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