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静岡のサッカー強豪校 藤枝明誠からドイツへ MF西田隼選手 インタビュー#1

2021.05.13

静岡のサッカー強豪校 藤枝明誠からドイツへ MF西田隼選手 インタビュー#1

今週のブログは、昨年高校卒業と同時にドイツへとやってきた藤枝明誠出身の西田隼選手のインタビューブログです。

Q1. サッカー以外での趣味は何ですか?

Youtubeでお笑いを見ることです。特に好きな芸人はダウンタウンとサンドイッチマンです。大笑いすることでリフレッシュすることができます。

あとは音楽を聴くことも好きです。基本的には洋楽を聴いていて、どちらかというとノリノリな曲を聞くことが多いです。練習前や試合前にはよくMaroon5の曲を聞いています。

Q2. 休日はどのように過ごしていますか?

よくネットフリックスを見ています。ワイルド・スピードシリーズとサッカー関連のドキュメンタリーを見ています。勉強の為、出来るだけドイツ語の字幕を付けて見るようにしています。

Q3. 何をしている時が一番幸せですか?

練習以外で一緒に住んでいる人たちと、一緒にご飯を食べたり、ゲームをしたり、話をすることが今の一番の楽しみで、幸せだなと感じます。

ロックダウンが去年の11月から続いており、出かける場所もなかったり、人となかなか会えなかったりと制限のある生活が続いていますが、こんな時に一人ではなく、同じ境遇の仲間がいて、和気あいあいと時間を共に出来るのは、ありがたいことだなとつくづく感じます。

Q4. 自分の性格を一言で表してください。

かなりのめんどくさがり屋です。やらなければいけないことがあっても、後回しにしてしまうのは自分の悪い所です。最近では嫌こと、めんどくさいことを最初にする様に心がけていますが、なかなか一筋縄ではいきません。

あとは切り替えが早いので、嫌なことがあっても長い間引きずるということはまずありません。基本的にポジティブな性格だと思います。

僕の怠け癖のお陰で今まで色々な人に叱られてきましたが、早い時で数分後には機嫌が良くなります。それが良い時もあれば、場合によっては反省していないんじゃないかと思われることもあります。

Q5. 周りの友達は西田選手の事をどう思っていますか?

体力モンスターとよく言われます。中学の時には走りのメニューで前半はトップを走ってみんなを引っ張る役で、後半になると後ろから走りが苦手な選手たちを鼓舞する役割を担っていました。最近では腹筋にも自信がついてき、腹筋モンスターとも言われる様になりました。笑

あとはたまに日本語が変だと言われます。笑 特に年上の人と話す時に丁寧に話そうとすると少し変になるみたいです。

Q6. 子供の頃の夢を教えてください。

プロサッカー選手になりたいという夢は小さい頃から変わっていません。

あとは、車がとても好きだったので、WRCという車のレースの国際大会にレーサーとして出るのも夢でした。「セバスチャン・ローブ」というレーサーが、国際大会に出るといつも上位に入賞していてすごいなと思っていたのと、とにかくイケメンだったので、すごく好きだったのを覚えています。

Q7. 子供の頃から変わっていない所はどこですか?

子供の頃から勉強が嫌いな所です。あまりにも出来なさ過ぎてよく母に怒られて泣いていました。

小学校の時に塾に行っていて、サッカーの練習を削りながら受験の為に、1日9時間ぐらい勉強したこともあり、自分にとっては地獄のような日々でした。その頃から勉強よりもサッカーが好きで、勉強に関しては全く集中力がありません。

Q8.新しいスキルを身につけるなら何を学びますか?

ドイツ語はもちろんのこと、英語とファッションについて学びたいです。ドイツ語は携帯のアプリでよく勉強しています。英語はセカンドキャリアに役に立つと思ったのと、単純に喋れたらかっこいいと思うからです。

Q9. 西田選手にとってサッカーとは何ですか?

僕の人生においてなくてはならないもので、サッカーを通して学んだことがたくさんあります。

技術だけでなく、礼儀、規律、努力の大切さを学んだだけでなく、僕は中学校の時に親元を離れて生活してきたので、僕のわがままを聞いてくれ、夢を応援してくれる親へ常に感謝の気持ちを忘れない、ということを学びました。サッカーで活躍することが一番の恩返しだと思っています。

Q10. サッカーの楽しさをサッカーを知らない人に伝えるとしたらどう説明しますか?

サッカーは人と良い関係を作るツールだと思います。

言葉、国籍関係なく人を惹きつけられるスポーツはサッカーだと思います。それをドイツに来て、自分が外国人となることで実感しました。

あとは、サッカーの面白さはゴールが決まる瞬間と思う人が多いですが、僕の中では、ドリブルで相手を抜く瞬間が一番楽しいと感じる瞬間です。これは実際にやってみないと感じられない事ですが、相手との駆け引きで自分が理想としていた技で抜けると達成感と自信がつき、それ以降のプレーにもプラスに影響を与えてくれます。

Q11. なぜプロになりたいのですか?また、なぜなれると思うのですか?

小さい頃にクリスティアーノ・ロナウドのスーパープレーを見た時に衝撃を受け、小さい子供から大人までを虜にする彼のプレーと性格に憧れていました。プロになると、活躍の場が広がり、より多くの人に夢や希望を与えられる影響力のある人間になれると思いました。満員のスタジアムに立って大勢のサポータの歓声や時にはブーイングを直接肌で感じてみたいというのもプロになりたい理由の一つです。

正直プロになるのはとても厳しい道のりだと思いますし、なれるのかと聞かれば100%の自信を持ってなれるとは言い切れません。

ただ自分で自分の可能性を否定したくはありません。それは高校生の時の実体験が影響しています。僕は鹿児島育英館中学校からサッカーの強豪校である藤枝明誠に進学しました。全国から上手い選手が集まり全部員数が250人を超えるサッカー部で、A1からA3、その下にB1からB3と、合計6カテゴリーに分かれていました。その中で、DFとしてはこのままでは上のレベルにはいけない、このままではサッカーが嫌いになると思い、監督にサイドハーフ転身させてもらえるようお願いしました。B2からスタートし、他の上手い選手の仲間のプレーを細かく分析し、たくさん盗んで自主練習をしたお陰でA3まで上ることが出来ました。

これを聞いてトップチームじゃない!と思われるかもしれませんが、僕にとっては自分のサッカー能力に絶望していた所から這い上がり、結果を出せたことは大きな自信になっています。

全国高校サッカー選手権には程遠い高校サッカー生活でしたが、悔いはありません。もちろん、高校サッカーとプロの差は比べ物にならない程大きく違いますが、良い意味で周りを裏切る成果を出し、自分は努力できる人間であると知ったので、プロになるのも0%ではないと思っています。

Q12. 好きな言葉、座右の銘を教えてください。

It’s not over until I win

「勝つまで終わらない!」

時々Youtubeでモチベーション動画を見るのですが、その中の言葉です。「失敗してもいいから、這い上がる。」「勝つまであきらめない。」というのは、フィジカルメニューや走りのメニューが多いこの時期に特に響く言葉で、モチベーションが低い時に自分に言い聞かせています。

後編もお楽しみに!!

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