BASARA MAINZ

GK大国ドイツで小さくてもやれるということを証明したい!

2021.03.20

GK大国ドイツで小さくてもやれるということを証明したい!

今日のインタビューは東京都台東区出身のGK小柳孝輔選手のインタビューをお伝えします。

ブルーファイターズSCでサッカーを始め、多摩大目黒中学、高校、そして神奈川大学でサッカーを続けてきた、小柳選手。コロナウイルスの影響で予定していたドイツへの渡航予定が大幅に崩れてしまいましたが、我慢の時期を乗り越え、今年FCバサラマインツに加入しました。

Q1. サッカー以外での趣味は何ですか?

読書です。朝や寝る前にいつも本を読んでいます。読むジャンルは自伝とかエッセイとか、スポーツ選手の本です。ドイツでは日本の本がなかなか手に入らないのでKindleに助けてもらっています!!

あとは銭湯に行くことです。心身ともにリラックスできて最高です!日本に帰ったら真っ先に温泉に行きたいです。

Q2. 休日はどのように過ごしていますか?

オフの日もいつも通りの時間帯に起きて、行ったことない所に行くことが多かったです。なのでオフの日もけっこう疲れます(笑) 現在ドイツはロックダウン中でなかなか外出することが出来ませんが、早く状況が良くなってオフの日に色んな所へ行って新しい発見をしたいです。

Q3. 何をしている時が一番幸せですか?

なんやかんやで、みんなでサッカーしている時が1番幸せです。コロナがそう気づかせてくれました。ドイツに来てサッカーが出来ないというのを経験し、そういう状況になって初めて、自分の中でサッカーがこんなに大きな存在なのだと再確認しました。

Q4. 自分はどんな性格だと思いますか?

ポジティブ。どんなことでも、そこからプラスになれることを見つけられるのは強みです。例えば、ある時友達が「おみくじ凶だったわ」と言ってきたので、「いや、それはもうこれ以上悪いことはなくて、いいことだらけで上にしか行けないってことじゃん!」って言ったら「出たよ、スーパーポジティブ!」と言われました。

去年コロナの影響で色々と予定が乱れた時も、ドイツでサッカーが出来るようになった時に、あのコロナの自粛期間に努力した証だって言えるようにしようと、すぐ切り替えられました。もちろん、モチベーションが高く保てない時もありますが、どんどん沈んでいく自分が嫌いなので、ここぞという時に踏ん張れるようにしています。

ちなみにもう一つ言うと、僕はかなり頑固です。自分がこうと思ったら、他のみんなが違う方向へ行っても自分の思った道を行きます。自分の思った方を正解にしてやるという思いがあります。頑固ですが他人からの意見を全く聞かないのではなく、最終的には自分で決めるようにしてます。

Q5. 友人は小柳選手をどんな性格だと思っていますか?

変わっているね」ってよく言われます。唯一無二って感じがして言われると少し嬉しいです。そう思うあたりも、やはり変わったやつなのでしょうか。きつい練習中に笑ってるところとか、一般開放されているグランドでの自主練習で、一人でゴール前でボールなしでしているので、外から見たらめちゃくちゃ変かもしれません。恥ずかしくないの?よくできるね笑って友達に言われました。

あとは性格ではなく、特徴になりますが、滑舌が悪い。前から言われていましたが、ドイツではチームの日本人にめちゃくちゃ言われます。笑ってもらえるし、あんまり気にしていません。治す気もあまりありません。笑

Q6. 子供の頃の夢は何でしたか?

最初は消防士。サッカー初めて小4くらいからプロサッカー選手です。

Q7. 子供の頃から変わっていない所はどんな所ですか?

キーパー好きなところです。あとは、自分では言うのは変な感じですが、小さい頃から真面目と周りから言われます。ビビりだからというのはあると思いますが、何をするにも慎重で、あまり道を逸れることは好きではありません。

Q8. 新しいスキルを身に着けるなら何を学びたいですか?

まずはドイツ語です。それと同時にドイツ語よりかはできる英語やイタリア語も伸ばしていきたいです。

Q9. 小柳選手にとってサッカーとは何ですか?

僕にとってサッカーとは、色んなことを学べるものだと思います。技術だけでなく、礼儀やチームワーク、努力することの大切さなど、より良い人間になる為のスキルをサッカーを通して学んできました。

あとは自分の1番良い笑顔が出るものです。サッカー中の笑顔が1番良い顔してるなと思います。

Q10. サッカーの楽しさはとは何ですか?(サッカーを知らない人に説得するとしたら何を伝えますか)

10秒後に点が入ってるかもしれないスポーツで、最後の最後まで本当に何があるか分からない所がサッカーの楽しさだと思います。だからこそ、GKのやりがいも感じます。

自分がキャッチできたらそのまま攻撃に移れて数秒後には点が入ってるかもしれない。まさに日本がワールドカップでベルギーに負けた試合は、コーナーキックをベルギーのGKクルトアがキャッチしたことから、得点し、勝利につながりました。

またビックセーブでチームの士気を高め流れを自分たちに持っていける可能性もGKにはあります。点を決めることは難しいけど、十分に勝利に貢献できるポジションだと思います。

Q11. なぜプロになりたいのですか?またなれると思える自信はありますか?

小さくてもやれるというのを証明したい。僕はゴールキーパーにしては背が小さいほうでこれまでGKを続けてきて、自分より小さいGKと対戦した記憶はありません。また、「よくその身長で…」と言われたこともあります。だからこそ、身長は関係なく、小さくてもGKができるというのを証明したいです。

Q12. 好きな言葉、座右の銘を教えてください。

勝利の女神は細部に宿る

良い言葉だなと思ったきっかけは覚えていないのですが、高校時代からピッチ外の細部に気を遣っているつもりです。

道具を大事にすることとか、部屋を綺麗にするとか、目に見えない力を信じていて、それは直接勝利には結びつかないとは思いますが、人の事を考えて行動したり、自分を甘やかさない事は、メンタル面でも自分に良い影響を与えてくれると思っています。

以上が、小柳選手のインタビュー前半編です。文章だけでも小柳選手の人柄が伝わってくると思います。

後半編では高校、大学での挫折、成功と、日本を代表するGKと出会った時のこと等を話してくれました。次回もお楽しみに!

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