2021.05.01
悩んでいた体調不良が栄養指導で改善! 西田選手の食事メニューを紹介
日本から遠く離れた食文化の違う国での生活では、思った以上にストレスを受けやすく、それがやがて身体の不調として現れることも少なくありません。不調の原因が何にあるのか、栄養指導を通して食事に変化を付けることで、原因が分かることもあります。
FCバサラマインツが栄養指導に力を入れるのには、やはり海外にいるからこそ敏感になっている身体の負荷を、食事を通して少しでも和らげる。それをプロの指導の下、持続して行うことで、選手にとって少なからずメリットが生まれてくると考えています。
西田選手はまさに栄養指導によって、長い間悩まされていた不調が改善した1人です。今週は、彼の栄養指導の様子を紹介します。
Q1. 栄養指導前はどんな食生活だった?
栄養指導が始まる前のある日の食事メニュー
朝食:コーンフレーク、バナナ、牛乳
昼食:パスタ(キャベツ入り)、チャーハン
夕食:ステーキ、キャベツとベーコンの炒めもの、白米
Q2. 栄養指導直後の問題点は?
- 常にお腹を下していた。始めは野菜の量と種類を増やして、幾分マシになるも続いていた。
- 時々お米を食べ過ぎて栄養バランスが崩れる日が時折見られる
Q3. それに対してどんな栄養指導を受けた?
- ラクトースフリー(乳糖なし)の食事に変える
*ヨーロッパに来て乳糖不耐症になる人は少なくない。日本ではあまり大量に消費することのなかった乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ)を多く摂取することで、お腹を下したり、膨張感があらまれたりする症状。
ドイツにはラクトースフリーの乳製品が手軽に手に入る!
- 1日30種類以上の食材を使う
- 炭水化物: タンパク質:脂質=5~6.5 :1.5~ 2 : 2~3)の割合を意識するように
バランスが崩れると消化にかかる時間が長くなったり消化不良を起こすので注意!
Q4. 栄養指導を受けてどんな風に食事が変わった?
朝は腸内を整えるフルーツヨーグルト(ラクトースフリー)と炭水化物と食物繊維で血糖値をコントロール
昼はエネルギーとミネラルを補給して練習でのバテを防止する。同時に消化の早い物を食べてお腹が張らないように。
- 夜は特に練習での疲れ回復と筋肉の修復を行うために高タンパク質の料理を食べる
- 順番も大事で最初に食物繊維が含まれているサラダを食べてドカ食いや食べすぎを抑える
その後メインの高タンパク質の料理を食べるようにして疲労回復を促す。
Q5. 現在のコンディションは?
- お腹を下したり、膨張感などの症状は無くなった
- 体重も開始時63,8kgから 現在65,6kgまでupした
メニューを考案&アドバイスしてくれている、チームドクター藤原さんからのコメント