FCバサラマインツでは栄養指導の一環として、パートナー契約を結ぶBE COOＬ代表、管理栄養士の佐々木翔生さんに食事メニューを監修して頂きながら、チームドクターである藤原壮さんに、選手それぞれのコンディションに合わせ、栄養バランスの摂れたメニューを考案してもらっています。

選手によってプレースタイルが違うように、コンディションも食事の好みもそれぞれ選手によって違います。一人ひとりに手厚い栄養サポートがあるおかげで、以前と比べると随分とコンディションが良くなってきた選手もいます。

兵藤選手もそのうちの一人です。兵藤選手の栄養指導の様子をインタビュー形式でお伝えします。

Q1. 栄養指導前はどんな生活だった？

・パスタ、レタス、鶏肉、お米がメインの食事

・朝ごはんはゆで卵とジャムを付けたパンのみ

・栄養バランスのことはそれほど意識していない食生活

Q2. 栄養指導が始まった直後の問題点は？

・コロナで日本帰国時に体重が70kgから74kgまで増加

・血圧も高め。

Q3. それに対してどんな栄養指導を受けた？

・タンパク質が多い食品を積極的に摂る

・濃い味付けにならないようにする（寝る前の血圧上昇を防ぐため）

・ミルクライス（ドイツで売られている日本米に近いお米）から玄米に変える（玄米はビタミン、ミネラルを多く含む）

・朝食のフルーツでは、エネルギー、ビタミン、ミネラルを中心にとるように心がける

・練習前に少量のヨーグルとをとることで疲労回復の促進させる

Q4. 栄養指導を受けて、どんな風に食事が変わった？

・1日30種類の食材を使う

・果物をたくさん摂る

(朝)　フルーツヨーグルト、ミューズリ、たまごサンド

（夜）鶏肉の照り焼き、お味噌汁、サラダ、玄米

（夜）鱈の酒蒸し、鶏肉ともやしの炒め物、サラダ、お味噌汁、玄米

・パスタを減らしお米、特に玄米を食べる

兵藤選手の奮闘記

・どの食材に何の栄養分が入っているのかを自分の中できちんと理解していないと、メニューを作る時かなり時間がかかって大変だった

・自分は今まであまり料理には興味がなかったので、献立を立てたり調理したりするは今でも難しい

・茹でるのか蒸すのか、焼くのか、調理方法が違うだけでも取れる栄養が変わってくるというのは初耳で勉強になった

Q5. 現在のコンディションは？

・心拍数値を正常値のまま体重をほぼ元（コロナ以前）の状態に戻せた

・筋肉量も増えて現在は71kg。ベストコンディションと言える！

メニューを考案＆アドバイスしてくれている、チームドクター藤原さんからのコメント