BASARA MAINZ

これまでとこれからのサッカー人生 岸選手

2021.01.28

これまでとこれからのサッカー人生 岸選手

みなさんこんにちは!徳島県出身の岸龍太郎です。

だいぶドイツでの生活にも慣れてきましたが、買い物の際、硬貨の違いが分からずに毎回レジで手こずる日々を過ごしています。

さて、突然ですが徳島県と言えば何をイメージしますか?阿波踊りでしょうか?渦潮ですか?

そうです、徳島ヴォルティスです。

先月7年ぶり2度目のJ1昇格を果たしました。

僕はその下部組織で小学4年から高校3年までお世話になりました。素晴らしい環境の中で最高のスタッフの方々に恵まれ、サッカー選手として、人間として成長させてくれたクラブです。

全国大会や海外遠征など様々な経験をする事ができました。そして、そこでプレーするうちにある夢ができました。

「ポカリスエットスタジアムのピッチに立つこと」です。

しかし、そんな簡単ではありませんでした。

トップチームへの練習参加や春キャンプなど、チャンスはたくさんあったにも関わらず掴みきれずに終わり、高校3年の夏にトップ昇格は無いと告げられました。

1番の近道が断たれた自分は、より成長する為に大学進学を決めました。

しかし、思い描いた大学サッカーとはならず、大学1回生の楽しい夏を迎える前にこの選択を後悔していました。

家族がわざわざ練習試合に足を運んでくれたのにもかかわらず、プレーする姿をほとんど見せる事ができない日もありました。悔しさと申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

ですが、良い仲間達に恵まれ、色々な経験をし出会いと別れもありましたが、充実した面もたくさんありました。

そんな大学生活でしたが4回生の夏にドイツ行きが決まりました。

不完全燃焼で終わった4年間でサッカーを辞める選択肢がなかった自分にとって、自分を評価してくれたチームでサッカーを続けれる事がすごく幸せで、楽しみでした。

現在ドイツはロックダウンで通常練習が禁止となっています。普通に練習できない事がこんなに辛いとは思いもしませんでした。

また、日本で同年代がそれぞれのチームで活躍する姿を見ると現状に焦りを感じ、辛い日々です。

しかし、徳島ヴォルティスがJ1昇格を果たした瞬間のファンやサポーターの方の笑顔や涙を見て自分もそんな感動を与えたいと改めて思い、あのピッチに立ちたい思いもより一層強くなりました。

そのために、このロックダウン中に今できる事をコツコツ積み上げてリーグ再開に向けて有意義な時間にしていきたいです。

そして、小さい頃からのサポートや大学へ行く事も海外へ行く事もどんな時でも1番の味方であり常に背中を押し、支えてくれた家族のためにドイツで必ず目標を達成し、夢を叶え、親孝行がしたいです。

また、バサラマインツの力になり昇格のため、そして応援してくれる家族のために覚悟をもって闘います。

長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。

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