2021.01.12
お久しぶりです
スタッフブログのお時間がやってきました。久々に奥田が今回のブログを担当します!!
まず僕にとっては新年一発目ということで挨拶から。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。昨年はコロナウイルスの影響もあり、ほとんど満足にサッカーをすることができませんでしたが、少しずついい方向に進んでいることを信じて、再びチームみんなで全力でサッカーを楽しむことが出来る日を待ちたいと思います。
さて、先日オフィシャルでも報告させていただきましたが、バサラマインツ設立当時から副会長を務めるババックがなんとブンデスリーガ1部に所属するマインツ05のトップチーム、アシスタントコーチに就任しました。
僕は約9年前に初めてドイツに来たのですが、当時ババックはまだ選手として活躍していました。何度か一緒にプレーしたことがあるのですが、印象としては、「動けないけど、なぜか決定的な仕事ができる選手」でした笑
その後、ババックは選手を引退し、最後までプレーしていたSVゴンセンハイムで指導者としてのキャリアをスタートさせます。実は僕も約4、5年前に、そのチームで選手としてプレー、そしてその時の監督がババックでした。実際に在籍していたのは半年間と短く、また僕個人としてもレギュラーとして試合に関われていたわけではないので、悔しい思いもありますが、その中でも多くのことを学べたのではないかなと今振り返ると思うことができます。
当時は選手として上を目指していて、特に感じなかったことですが、今少しずつではありますが指導者の勉強をしている中で、改めてババックのココがすごいなと思った部分があります。
それが「モチベーター」としての部分、「選手との距離感の詰め方」の部分です。ドイツ人監督は少なくとも日本人監督よりも感情をあらわにする方が多いかと思いますが、僕が関わってきた外国人監督の中でもババックはそこの能力に関しては頭一つ抜けていたのではないかと思います。どの程度まで選手たちと接するのか。いつ、どのタイミングで、どの言葉を投げかけるのか。また選手によっては褒められた方がいいのか、もしくは厳しいことを言った方がいいのかなど。僕は指導者、監督というのは、もちろんサッカーの知識が必要なのは当たり前ですが、それ以前に人として選手たちとどう関わっていくのかがものすごく大事になってくるポジションだと実際にバサラマインツで今現在コーチとして関わらさせていただく中で感じることができました。
その後ババックはマインツ05のユースチームのコーチになった後、FCレッドブル・ザルツブルグの2軍のコーチに就任。そしてこの冬からブンデスリーガ1部のコーチになりました。忙しい中でもたまに試合を見に来てくれた時には、「この時にどうすればよかったか?」「どんな風に声がけすればいいか?」など聞けば、快く答えてくれます。ブンデスリーガ1部のコーチから話を聞けるチャンスなどそうそうないと思うので、これからも多くのことを吸収していきたいと思います。
またそれと同時に選手としてももちろんそうですが、指導者としてもヨーロッパにはチャンスが転がっているんだと今回の件を通して改めて思いました。バサラマインツでは、常にチャレンジ精神あふれる人間を募集しています。広報スタッフはもちろん、トレーナーの方、指導者として勉強したい方も募集中ですので、興味がありましたらぜひご連絡ください。