BASARA MAINZ

ドイツのスーパーマーケット

2020.12.08

ドイツのスーパーマーケット

毎週火曜日にお届けしているインターンスタッフブログ。

今日はドイツのスーパーマーケットのシステムについて紹介します。ドイツに来た当初は買い物するのも一苦労でした。それは言葉の違いだけではなく、日本のスーパーマーケットとは違うシステムがあるからです。

まず一つ目は、カートのサイズが大きいことです。普通のスーパーでも、日本のコストコやIKEAのカートと同じサイズです。身長が低く、一人暮らしで買うものも少ない私にとってはとても不便なものです。もちろん店によっては日本と同じく、手持ちかごがある場合もあります。カートは、外にあり、他のカートとチェーンで繋がれているので、1€または50¢のコインをデポジットとして入れ、ロックを解除する必要があります。そのため買い物に行くときはかならずコインを持つか、コイン替わりになる写真のような物を持つ必要があります。(これはラッキーなことに薬局でおまけとしてくれたものです。)

次に量り売りです。いくつかの果物や野菜は売り場付近にある量りで重さを量ります。タッチパネルで品物を選び、出てきたバーコードシールを品物に張ってレジで支払うというシステムです。量る必要のあるものとないものの区別は値段が書いてあるプレートで判断します。お店によってはレジで量ってくれる所もあります。それに加えて、ドイツではじゃがいもや人参が2kgなどの大きい袋でしか売られていない店があり、一人暮らしの者には大変不便です。そのため私は用途によってスーパーを使い分けています。

その他日本のスーパーと大きく違う点は、レジでのお客さんの忙しさです。日本では店員さんがスキャンする際、かごからかごへ移してくれ、少ない量だと袋に入れてくれることがあります。しかし、ドイツではどんなに多く買おうと、一度買い物かごやカートから全て出し、ベルトコンベアーの上に並べ、それをレジの人が一つずつスキャンし、その場でお客さんが自分の袋に詰めるという作業を行います。スキャンし終えた後の場所がかなり狭いので、早く詰めなければどんどん溜まっていってしまいます。会計までに袋詰めが終わらなければ、支払後に急ピッチで済ませます。後ろのお客さんの無言のプレッシャーと戦いながら。(笑)

続いてはドイツのスーパーで良いなと思った点です。 野菜コーナーの一角に、キャベツの外側の葉っぱ、変形した人参などが入っている棚があり、うさぎやハムスターを飼っている人が自由に無料で持ち帰ることができるシステムで、 廃棄物を減らす取り組みです。その他には、小さな子供が退屈しないように小さなバナナやリンゴを無料で提供している店もあります。

最後に日本でも最近導入された有料買い物袋についてです。ドイツは随分と前から有料袋のシステムを取り入れていますが、最近ではその使い捨ての有料袋をプラスチックではなく、全て紙に変えようという取り組みがなされています。野菜の測り売りの場所にはプラスチックの袋ではなく紙袋や再利用できる有料の袋が設置されています。その他、パンやチーズ、そしてお肉や魚の量り売りコーナーでは、プラスチックの袋や容器の代わりに家から持って行ったタッパーに入れてもらうことで、ごみの削減に協力するというシステムもあります。これは昔の日本も同じようにしていましたが、現代のスーパーでは見られなくなったものですね。

今日はドイツのスーパーマーケットについて紹介しましたが、選手たちが普段どういう環境で生活しているのか、これからもお伝えしていければと思います。

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