2020.11.17
日本とドイツの飲食店での違い
こんにちは!今日はインターンスタッフのブログです。
現在コロナウイルスの影響でドイツは11月3日からライトロックダウンになり、全ての飲食店の営業が禁止されています。(持ち帰り、デリバリーは可)
賑やかであろうマインツの街も閑散としていて、外食が少し恋しくなってきました。
そこで、今回は飲食店についてドイツと日本の違いについて書いてみようと思います。インターンシップをする前は、平日は大学に、そして週末は日本食レストランで接客業のアルバイトをしていたため、ウェイトレスとしての視点での違いや、戸惑ったことも紹介していきます。
まず一つ目はドイツでは呼び出しボタンがないということです。日本では今やほとんどのレストランが呼び出しボタン、ない場合は手を挙げて店員を呼びますが、ドイツの場合は店員が来るまで待ちます。そして大体の場合、まずは、飲み物の注文をとり、数分後食事のメニューの注文をとりに来ます。食事のメニューが決まっている場合は飲み物と一緒に注文します。しかし、それではウェイトレスの人はいつ、どのタイミングでお客さんが注文したいのか分からないのでは?と思いますが、お客さんは注文が決まればメニューを閉じて待つというのが一般的です。ある程度時間が経ってもそうならない場合はタイミングを見計らってお客さんに尋ねるようにしています。それは飲み物のグラスが空になった時も同じで、もう一杯飲みますか?と尋ねるのが一般的です。もちろんお客さんによって反応も違い、そこはウェイトレスの仕事の難しい所の一つでした。
2つ目の違いは、お会計の仕方です。日本はかならずと言っていいほど、レジの前で会計をしますが、ドイツではレストランの場合テーブルで済ませます。あまりにも忙しそうで店員さんを呼べないという時はレジの前に直接行くのも失礼にはあたりません。チップ制度も日本にはないので最初は少し戸惑うかもしれません。だいたいは合計金額に追加される形でチップを渡しますが、たまに担当してくれたウェイトレスに直接チップを渡すこともあり、それはウェイトレスとして、自分のサービスを喜んでもらえたのだと、ささやかな喜びになります。
最後に、ドイツのレストランは日本特有の、お客様は神様のような上下関係はあまり存在しません。もちろんウェイトレスはお客さんに食事を楽しんでもらえるように、失礼のないようにサービスを心がけます。そして、お客さんもそれに答えるように「こんにちは」「ありがとう」「とても美味しいよ」「また来ます」と笑顔で返してくれる場合がたくさんあり、そこは日本ではあまり見かけられない光景だと思います。
最後に少しドイツ語学習と関連付けての話になりますが、レストランで使う単語やフレーズは限られており、すぐ実践できる為、ドイツ語を勉強し始める際には良いテーマなのではないかなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また皆さんに少しでもドイツを身近に感じてもらえるよう、役立つ、おもしろい情報を発信していきたいと思います。