BASARA MAINZ

新加入選手自己紹介ブログ 兵藤選手編

2020.01.31

新加入選手自己紹介ブログ 兵藤選手編

 こんばんは!新加入の兵藤健斗です。今日は自分のこれまでのサッカー人生とドイツへ来た理由について話します。
 僕がサッカーを始めたきっかけは近所の友達がサッカーをしていて、一緒にやろうよ!と誘われてサッカーが好きになった事がきっかけです。自分は小さい頃、絵を描くことや室内で過ごすことが多かったのですが、サッカーを始めたおかげで、すっかりアウトドア派になりました。サッカーを本格的に始めてから新しい発見ばかりで楽しく、どんどんサッカーにのめり込んでいきました。また、素晴らしい指導者の方々に教えて頂き、みるみる上達していくことができました。全国大会などにも出場でき、厳しいこともありましたが自分はとても楽しかったです。
 中学はクラブチームへ行かず通っている中学校のサッカー部へ入りました。
ここで自分は大きく成長することができたと今思うと感じます。グラウンドがとても硬い土で、照明がついてなかったり、ボールもあまりきれいではないものを使ったりと、クラブチームの環境と比べ、いいものではありませんでした。チームは実績はなく、県内で見てもほぼ無名でした。入部してから試合には出させてもらってましたが、なかなか勝てない、また周りに苛立ってしまい自分のプレーにあまり集中できないなど、自分の弱さを知りました。初めてサッカーが難しいと感じました。初めは1人で悩み苦しみましたが、徐々にサッカーが前より更に楽しいものだと感じるようになりました。ものすごく熱い指導者と喧嘩を何度もしました。仲間にも厳しい声かけや要求などもしました。それでも自分を信じてパスをくれる仲間や、生意気な中学生に本気で熱心に指導してくださった方がいて、その人達のおかげで前に進めたと僕は思います。ここでの経験は本当に自分の中で大きな、大切なものになりました。
 中学での活躍もあり、高校からは名古屋グランパスユースに入団しました。小学、中学とは全く違う環境、景色、選手のレベル、寮での生活など、始めはそれに圧倒されるばかりでした。何よりリーグ戦を毎試合かかさず、サポーターの方々が迫力ある声援を自分達のために送ってくださる、こんな事は今までなかったので特に驚きました。しかし逆に、こんなに素晴らしい環境の中でサッカーができるという喜びや、これからの自分はここでどのくらいサッカーが上手くなれるかと期待で胸を膨らませていました。ですが現実は甘くなかったです。1年の頃は試合に出させてもらいましたが、なにもチームの力になれずプレミアリーグ降格、2年の時は、チーム一丸となり1年でのプレミアリーグ復帰をしました。ですがその復帰を決めた時、自分はその試合をビデオ撮影係としてスタンドの上から見ることしかできませんでした。同学年のみんなが復帰の為に戦う姿、活躍している姿、先輩達の勝利に対する執念、そういったものが上から見ていても伝わってきました。ですが自分はそのピッチに入ることすらできませんでした。とても嬉しかったですが、やはり悔しい、そこに立てていない自分に情けない気持ちでいっぱいでした。同時に危機感も生まれました。やってやろうという思いが強くなりました。その気持ちを持ち続けた結果、3年生ではスタメンを勝ち取り得点もたくさんとれて、トップチームデビューをすることができ、充実したシーズンがおくれました。お互い本気で刺激し合える素晴らしい仲間や、時には厳しい言葉をかけてくれるコーチの方々に出会い成長できました。その後は中京大学サッカー部に入部してサッカーをしていましたが、シーズン途中でドイツへ行く決断をしました。
 僕はあまり口にした事がないのですが、はっきりとした目標があります。それは、「名古屋グランパスに戻る事」。自分は1度ユースから昇格できなかった1人として、この思いは人前では言ってこなかったですが、自分の中でこの目標は揺るがないものとなりました。口で言うのは簡単ですが、それを実現するためには全てが足りない、自分がもっと大きく成長しなければならない。そこで海外へ挑戦する気持ちが強くなりました。挑戦するにあたって、大学の方々はもちろん、お世話になっていたグランパスの方々にも協力していただきました。皆様の協力によって今、自分がドイツでサッカーができる。その恩返しをするためにも僕はプレイヤーであり、FWである以上結果で示すしかないと心から思いました。この大きな目標を達成させるために、自分はドイツでサッカーする事を決めました。

これからドイツで活躍できるように頑張っていきたいと思います!
長い文章をお読みいただきありがとうございました!

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