2019.11.21
選手インタビューブログ 澁谷和平編 後編
Q.TSG 1846 Bretzenheimへ移籍した時のことを聞かせてください。
「1年間バサラで過ごし、次の年に7部リーグに所属するTSG 1846 Bretzenheimへ移籍しました。そのチームへ移籍した経緯としては、バサラが当時10部で、そこからいきなり5部リーグとかは難しいなと思っていて、6部や7部くらいが良いのではないかということでBretzenheimの練習参加に行き、1回目の参加の時はあんまり良い感触はなかったのですが、2回目の練習参加で加入が決まりました。このチームではチームの中心選手としてほとんどの試合に出場しリーグ一番の出場時間数でした。」
Q.10部から7部のチームへの移籍となりましたが、どのような違いがありましたか?
「まず、日本人が自分1人になったので、チームの雰囲気の違いは感じましたし、当時は自分がチームの中でもかなり若かったので、初めは全然認められていない感じはありました。でも、練習試合を重ねていく中で少しずつ信頼を勝ち取れるようになりチームの輪の中に入っていけるようになりました。サッカー面では、味方選手や対戦相手の全体的な基礎技術のレベルが一気に上がったなと感じました。自分としてはこの変化にうまく対応できたと思います。」
Q.2年間在籍したBVF Hassia Bingenについて振り返っていかがですか?
「Bretzenheimで結果を出したことで次の年に6部リーグのBVF Hassia Bingenに移籍しました。この年は試合出場数がBretzenheimにいた頃に比べると半分くらいに減り、チームの中心選手という立場とはなれなかったですが、更にハイレベルなサッカーを経験する事ができましたし、練習試合などで、3部や4部のチームなどと試合をする事があり、多くの貴重な経験をする事ができました。またその年に5部へ昇格する事ができました。そして去年、5部リーグを経験しましたが、この年が一番ドイツに来て悩んだ時期でした。試合にほとんど絡めず、非常に悔しい思いをしましたが、今となってはその経験が糧となっていると感じています。」
Q.4つの異なるリーグを経験して感じたことはありますか。
「様々なリーグを経験しましたが、5部に上がってもやはり練習内容は基礎的な事がメインでしたし、1対1も頻繁にやってました。結局、基礎技術がどれだけ高いレベルで出来るかどうかが上のリーグへ上がっていくためには必要なんだなということを学ぶ事が出来ました。」
Q.今後ドイツへサッカー留学しようと思っている人へメッセージをお願いします。
「ドイツでサッカーをして行くうえで必要になる力としては、やはりまずは言葉を覚える事だと思います。少しでも日本にいる間に勉強して準備をしておくべきだと思います。また言葉を覚えることに似てくるのですが、コミュニケーション能力も必要だと思います。ドイツ人のなかに入っていくので、その中にうまく溶け込むことができるかどうかも大事ですし、溶け込みきれなかった人たちは大体1年で日本に帰ってしまっているので、怖がらずにドイツ人の輪の中へ飛び込む勇気も大切だと思います。サッカー面では、ドイツのサッカーは球際が激しいですし、球際で負けないということ、また相手のプレッシャーも速いのでそこで落ち着いてプレー出来る力と技術が必要だなと感じます。」