2022.09.09
また帰ってきます。ドイツ。〜荒尾颯人〜
こんにちは。フィジオ短期インターンの荒尾颯人です。
3週間のインターン期間が終了したことから活動の日々をブログに綴りました。今後、ドイツや海外での活動を視野に入れていたり、フィジオとしてインターンを考えている人の参考になれば幸いです。
まず初めに、FC Basara Mainz(以下、バサラ)でインターンをさせていただいくことになった経緯についてです。
近年、サッカーに限らず多くのスポーツの日本人選手が海外へ飛び出しています。そこで、異国の地で生活をしながら結果を出すということ、選手を取り巻く現状というのを自分自身の目で見たいと常々思っていました。そこを知って初めて、高みを目指す選手と“ともに闘える存在”になれると感じていたからです。また、将来的には日本の理学療法士免許をドイツのものと書き換え、ドイツで働くことを目標としています。ですので、ドイツ人を始め様々なバックグラウンドをもつ外国人選手と関わりたい、そこから見えてきた課題をもとに将来のドイツでの再挑戦に向けて準備をしたい、という考えを持っていました。そこで、同じ目標である免許書き換えに挑戦中の清水遼フィジオにZoomでお話しさせていただいたのをキッカケに、インターンをさせていただく運びとなりました。バサラには、日本人とドイツ人選手が所属しており、先述の僕の2つの希望をまさに達成できる環境だと感じたのが決め手です。
次に、インターン中の役割として、ウォームアップ、練習後のケアやテーピングなどをしました。基本、清水フィジオにつき、サポートする形で活動させていただきました。その中で、2週3週と日を重ねるごとに、任されることが増えていき、選手から身体をみてほしいと頼まれたり、トレーニングについて聞いてきたりされた時は、「少しは信頼されてきたのかな⁉︎」と嬉しく感じたのを今でもハッキリと覚えています。しかし、そうやって自分ですることが増えると同時にできないこと上手くいかないことに出会う機会も増えていきました。その要因には、単にフィジオとしての実力不足があったのは明確ですが、「ドイツ語能力が低い」ということが1番大きかったと痛感しています。仮に、治療技術が高くても人として信頼されないと、そもそも身体を任せてもらえない。実際に現場でそう強く感じました。そこで、ドイツ語(現地語)でコミュニケーションをとるというのは、信頼を築くうえでマストかつベストな方法だと思いました。
チームメイトから名前を呼ばれるようになり、徐々に流れも掴めてきたところでインターン終了となり、正直物足りない気持ちもあります。しかし、成長した姿で再びドイツに戻ってこられるよう、そのハングリーな気持ちを胸に、日本ですべきことをする活力にしていきます。
3週間の短期でも、実際にドイツへ来て活動することで、「ドイツで働きたい」という漠然とした憧れに近いものから「ドイツでいかに長く働き続けるにはどうすべきか」という戦略的なマインドに切り替わったのが、1番の収穫だったと終わりを迎えて感じています。
バサラでのインターンは自由に挑戦しやすい環境です。フィジオ以外にも広報インターンも募集しており、クラブの運営をしたりと、アマチュアクラブならでは、海外ならではの経験を多く積められると思います。そういった環境を求めている方には、ぜひインターンに挑戦してほしいです。
最後に、山下監督をはじめ清水フィジオ、スタッフの方々、そして快く迎え入れてくれた選手の皆さん、本当にありがとうございました。
バサラマインツではインターンスタッフを募集しています。ご質問等ございましたらお気軽に以下のフォームにまでお問い合わせください。https://forms.gle/dNkUBKcFvcNtD1fS8