BASARA MAINZ

「サッカー選手として、一人にの人間として進化したい!」〜ドイツ1シーズン目の半年を振り返る ハジャティ 貴哉〜

2022.01.10

「サッカー選手として、一人にの人間として進化したい!」〜ドイツ1シーズン目の半年を振り返る ハジャティ 貴哉〜

こんにちは、ハジャティ貴哉です。

ドイツでは現在、前期のシーズンが終了しウィンターブレイクに入っています。
今回は前期シーズンでの自分のプレーやドイツの生活を振り返っていきたいと思います。

ドイツサッカーといえば、フィジカルコンタクトが激しいイメージでした。

実際、体が横にも縦にも大きい選手ばかりで想像以上にコンタクトの強度が高く
試合中に気を抜いていると、体ごと飛ばされてしまいます。さらにあらゆるスピードが速く、周りに置いて行かれることもありました。 

特に苦労したのが、守備の仕方です。

自分より大きな選手相手ということもあり、なかなか体をぶつけられず、ボールを奪う際に足で取りに行ってしまう癖が抜けず、それが原因で不要なファウルが多くありました。
足が出てしまう原因は寄せ方にあると考え、毎練習前に足を出すのではなく、体をぶつけて奪うことを意識して練習に入るように心がけています。

他にも攻撃面での技術不足や持ち味であるフィジカルが上手く出しきれずに
ゴールやアシストを逃してしまうシーンも少なくありませんでした。

自分自身のレベルの低さや「現実」を突きつけられました。

試合もトップチームでのリーグ戦出場は無く、セカンドチームの昇格プレーオフは決定しましたがゴールとアシストの数をさらに増やさなければなりません。
問題が多く、常に苦しい状況が続いています。

しかしこの環境は自分が求めていた環境であり、厳しさです。
苦しい状況だからこそ、成長できるチャンスと捉え日々努力すべきだと
ポジティブに考えています。

ドイツ語学習においても同じことが言えます。
コミュニケーションが上手く出来ないのは苦しく、悔しいです。

しかし勉強し続けることで少しですが、会話が出来る様になりました。

この経験は後に続くドイツ語学習のモチベーションになります。

しかしレベルとしてはまだまだ足りません。特に単語を覚えることが今の課題であると認識しています。

なので課題解決の為ドイツ語の小説や絵本を読むことが文章力や単語量増加へと繋がります。

実際に英語学習で用いた方法なので効果は保証済みです。後期シーズンはさらに勉強量や会話量を増やし身に付けなければなりません。

サッカー選手として伝えたい事が伝えられないのはウィークポイントでありストレスです。
そうならない為にも今のうちに吸収できるものはとことん吸収していきたいです。

ドイツでの生活は半年が過ぎ、今までの自分の生活を振り返ると、サッカー選手または人間としてのレベルがいかに低いものだったのかよくわかります。
共同生活では自分のことだけでなく、周り対して気を遣い生活しなければなりません。
ドイツで共同生活をする中で、自分が周りを見れていないこと、気を遣うという配慮ができていない事を痛感しました。

アスリートは生活での行いがプレーに現れるとよく言いますが、まさに結果の出ていない今の自分ではありませんか。

自分自身にベクトルを向ける事ができない今の性格が成長できていない一因だと
わかり、心の弱さを痛感しました。

日常生活での態度や言動、行動の細かな部分に着目し、サッカー選手以前に人間としての振る舞いや気遣いを一から見直さなければなりません。
例えば汚れているいる場所があればすぐに掃く、小さなゴミでも拾うなどの細かなポイントが自分に問われている問題です。

残りの半シーズンをサッカーと共に生活レベルの向上を目的に気を抜かず過ごしていきたいと思います。

さて、ドイツに来て新たに取り組むべき事は生活面だけではなく、当然サッカー面でもあります。

それは「サッカー」をもっと『知る』ことです。

この環境でサッカーをしていて技術の違いもさることながら、サッカーに対する知識や考えが豊富なこともドイツに来て感じた違いです。

戦術理解や知識が足りなく、チームメイトとの考えの共有やコーチの指示が理解できずプレーに遅れをとることもありました。

上記ような状態では試合中の攻守における連携がとれなく、スムーズなプレーができません。

なぜプレーが遅れたり、連携が取れないのか。

それは頭にある選択肢や判断の質、量が足りていないからです。

例えば何気ないプレーでも上手い選手は2つ、3つの選択肢があり、相手の裏をかいたギリギリの判断ができると言っていました。

しかし、自分の場合はプレー中に余裕が無く、選択肢が少ないです。また、判断の質も悪いので相手に読まれ易いです。

この選択肢を増やしたり、質を向上させるために、プロの試合を見ながら自分だったらどうするのかを常に考えるようにしています。

この行為を繰り返すことで、様々な局面でプロがもつ豊富な選択肢や駆け引きをインプットし、自分が行うプレーのイメージを実際の試合でアウトプットする。

そして自分の試合動画を見返し、イメージ通り成功したプレーとそうでないプレーを比較し、成功した理由と失敗した原因を分析することで、判断の質のアップデートを繰り返し、局面で持つべき選択肢を予め持つことができます。

試合がない今こそ、このイメージトレーニングし続ける事が戦術理解やチームメイトとのプレー共有、さらにはゴールやアシストに繋がると信じています。

後期ではゴールとアシストを増やしトップチームでの出場、得点を狙います!
そのためには常に自己分析を欠かさず、選手として人間として毎日進化していきたいです!!

NEWSLETTER

ニュースレター無料登録で最新情報をGet!