2021.04.17
栄養指導を通して母の手料理のありがたみを実感 小柳選手の食事メニューを紹介
今週は小柳選手の食事指導を紹介します。初めて自炊を経験したという小柳選手ですが、そこはポジティブ思考が得意の小柳選手。今ではあまり苦労がなく、楽しんで自炊をしている姿が見られます。
Q1. 栄養指導前はどんな食生活だった?
日本でいた時は母が栄養を考えて毎食作ってくれていた
Q2. 栄養指導直後の問題点は?
ドイツ到着直後の朝安静時の脈拍は平均50前半だったが、夜寝る直前の脈拍が60後半で安定していなかった
Q3. それに対してどんな栄養指導を受けた?
- 練習時の水分補給をマグネシウムを含んだ経口補水液に変える、またはタブレット型サプリメントで補う(ドイツドラッグストアで手軽に手に入る、水に溶かして飲むタイプ)
- ミネラルを多く含む食事にする
Q4. 栄養指導を受けてどのように食事が変わった?
朝
- ミューズリー(ヨーグルト、洋梨、ブルーベリー、ハチミツ)
- サンドイッチ(スクランブルエッグ、チーズ、ルッコラ、トマト)
☆血糖値の急上昇を防ぐ狙いで全粒穀パン
昼
- トマトコンソメマカロニスープ(ブロッコリー、人参、玉ねぎ、マカロニ、鶏肉)
- りんごヨーグルト
夜
- サーモンの塩焼き
- ルッコラサラダ(きゅうり、アボカド、なます大根、金時豆、モッツァレラ、コーン、パプリカ、エビ)
- みそ汁(白菜、わかめ)
- 運動前の食事にも少しタンパク質を摂ることによって、疲労回復を高める
- 1日に30種類以上の食材を使うこと
- 運動後の疲労回復には鶏肉が良いのでよく食べている(炭水化物+タンパク質+ビタミンB群が豊富に含まれている)
Q5. 現在のコンディションは?
練習時の水分補給をマグネシウムを含んだ経口補水液に変えて、ミネラルを多く含む食事に変えてから1週間で朝夜共に脈拍50前半をキープできている
メニューを考案&アドバイスしてくれている、チームドクター藤原さんからのコメント
小柳選手は「今回の食事メニューを考えるトレーニングでは、ドイツに来て日々自炊をする中で、献立決めや調理など料理の大変さを学びました。お母さんへの尊敬の念が増しました」と最後に話してくれました。
栄養のことを学び、パフォーマンス向上の助けになるようにと行っている栄養指導ですが、栄養バランスを考えた自炊をするという経験をすることで、苦労も少し分かり感謝の気持ちがより持てるようになるといった相乗効果も見られ、スタッフとしては嬉しい限りです。