2021.06.17
FCバサラマインツ流 実践的栄養指導 岡田選手の食事メニューを紹介
今回は岡田選手です!
今まで料理をしたことがなく、栄養に関する意識もあまりなかった岡田選手。そして大の果物嫌いが発覚!!
もちろん、食生活を変えただけでは、すぐには身体の変化には繋がらないかもしれません。しかし、FCバサラマインツ管理栄養士の佐々木さん曰く「身体に良いものを食べていると自分に言い聞かせて食べることも必要」気持ちの面からも前向きに取り組むことも大切です。
他の選手とはまた違った栄養指導の様子をお伝えします。
Q1. 栄養指導前はどんな食生活だった?
- 日本に居た時は母が作ってくれていたものを食べていた
- 去年ドイツに来た時は気が向いた時にしかサラダとスープ、メインの3つを作ることはなかった
- 栄養のことなどはほとんど考えておらず、簡単にできるパスタなどが多かった
- フルーツが嫌いなのでフルーツは一切食べなかった
Q2. 栄養指導直後の問題点は?
朝、夜共に時々安静時血圧が130mmhgを超える(成人正常値130mmhg以下)事が多かった
Q3. それに対してどんな栄養指導を受けた?
- 栄養のある食材をなるべく多く入れて、バランス良い食事にすること
- 1日30種類以上の食材を使うこと!
- 生のフルーツが嫌いで食べれない代わりに、カリウムを多く含む野菜を食べること
- 果物はヨーグルトスムージーすることで徐々に食べれる生のフルーツの種類を増やす
Q4. 栄養指導を受けてどの様に食事が変わった?
(朝)卵とレタスのサンドイッチ
野菜とひき肉のトマトリゾット
*チームドクター藤原さん一押し
鶏肉のカチャトーラ
わかめの味噌汁、白米、サラダ(ルッコラ、ツナ、コーン、トマト、モツァレラチーズ)
マグロステーキ、白米、サラダ、わかめの味噌汁、ほうれん草入りオープンオムレツ
約2ヵ月の栄養指導で感じた事
- メニューを考えるということがこんなにも大変だということを身を持って知った
- 栄養バランスの摂れたメニューを考えるのには、予めどの食材にどんな栄養素が入っているか知っていなくてはいけないので難しい
- 自分が美味しいと思うものを食べる、栄養をバランスよく摂るという2つを考えてメニューを考えるようにしている
Q5. 現在のコンディションは?
- 血圧、心拍数の乱れる頻度も減ってきた
- スムージーにして段々とフルーツが食べれるようになってきた
メニューを考案&アドバイスしてくれている、チームドクター藤原からのコメント
この栄養指導で選手の全員がまず初めに学んだことが、献立を考えて料理をする大変さ!ではないでしょうか。真っ先に家族や学校の寮の食堂の方への感謝の気持ちを選手は抱いたと思います。
最初は栄養に関する新しい言葉だらけで、やらされている感覚になってたかもしれませんが、継続することで段々と身体に変化が出てきて、やりがいを感じて楽しんでいる様子も時より見られました。
ストレスにならない程度で選手が自分で栄養のバランスの摂れた食事メニューを決められるようになってほしいというのがチームスタッフの願いです。