BASARA MAINZ

ドイツの中の日本

2020.12.15

ドイツの中の日本

今週のスタッフブログは、ドイツにいて日本を感じられるもの、場所について紹介したいと思います。

私はドイツに来て3年と少しになりますが、特にこれまで大きなホームシックになったことはありません。もちろんこれまで2回、数週間日本に帰っているからかもしれませんが、それと同時に、ドイツでは日本食材が比較的手に入りやすいので、それが大きな要因の1つだと思います。

大きい都市であれば、日本食だけでなく韓国や中国の食品を扱うアジアスーパーが必ずあり、バリエーションも豊富です。だいたいそのようなお店はオンラインショップもあり、日本円で約6000円以上買うと送料が無料というサービスもあり大変便利です。

現在住んでいるマインツには、大きなアジアスーパーがあるので、とても助かっています。調味料はもちろんのこと、梅干しやたくあん、しらたきなど、ドイツに来る前は買えると思っていなかったものがあり、いつも種類の多さに驚かされます。

唯一の難点は、なんといっても値段が高い!!ということです。日本の倍以上します。そのため、必要最低限のものの中でもないと絶対に困るもの、例えば、しょうゆ、だしの素、すし酢などを優先的に選んでいます。お菓子は日本メーカー商品の類似品で台湾製のものが出回っており、安くて味もほぼ変わらないのでそれらを買っています。

また普通のスーパーでも寿司や餃子、アレンジされた小さなチョコやいちご味のもちが売られており、味はいまいちなので私は買いませんが、それらを見るだけでも少し心が安らぎます。

続いて日本を感じられる場所ですが、何と言ってもデュッセルドルフです。ヨーロッパで1番多く日本企業が進出している街ということもあり、日本人がたくさん住んでいます。中央駅の近くに日本のレストランやお店、美容院がある通り、Immermann straßeがあり別名日本通りと呼ばれています。そこに行くと、日本にいるかのような気分になります。おにぎり屋さん(夏にはかき氷)や、流行りのタピオカのカフェ、日本のケーキが食べられるカフェもあります。

その他には、デュッセルドルフ中央駅からUバーン(ドイツの地下鉄)で20分ほどの所には「ドイツ恵光日本文化センター」があります。そこには綺麗な日本庭園とお寺、日本家屋があり、秋には紅葉、春には桜を見ることが出来ます。時期によって色々な日本の伝統的な行事も開催されているそうです。

桜と言えば、ボンという街に桜並木があり、とても綺麗でおすすめです。ボンという街は旧西ドイツの首都であり、そしてあの有名なグミのハリボー、音楽家のベートーヴェンの生まれた地でもあり、それぞれ関連施設があります。

また、デュッセルドルフ、フランクフルト、ベルリンなどの大都市で1年に1度日本デーというお祭りが開催されます。日本人や日本企業、団体によるパフォーマンスや展示会、お店などがあり、日本文化を好きなドイツ人がたくさん集まります。その多さに、日本に興味のある人がこんなにもドイツにいるんだと驚かされます。

海外に住んでいると大変な事も多いですが、こうして日本の物を見たり食べたりすることでとても懐かしい気持ちになり、また少し恋しくもなります。ドイツは明日からまたロックダウンになり、生活必需品以外の店は全て閉まる予定です。日本に帰れるのはまだまだ先になりそうですが、いつもより日本食材を多めに買ってロックダウンを耐えようと思います。

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